北総線値下げ検討!印西市を走る鉄道事情 | ガネーシャJr.の印西暮らし

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2015年迄印西市ではんこ屋を営んでいたガネーシャJr.と申します。角膜と硝子体の目の病気ではんこ屋を閉店しました。
里山と近郊都市の両立する印西市が大好きで、市内を散歩しながら見た事や行政に感じる事を個人的見解で書いています。どうぞ宜しくお願い致します。

こんにちは、ガネーシャJr.です。

ガネーシャJr.の住む印西市には、2本の鉄道が通っています。2本とも東京直結です


印西市の北部を利根川に沿って走るのが、JR成田線です。成田線は我孫子から成田ですが我孫子から常磐線に乗り入れ、列車の一部は上野や品川まで直通で行けます。


成田線は歴史ある鉄道で1901年に開通、成田山詣での客が川運(木下茶船)から鉄道に移り、当時の成田鉄道は食堂車が付く観光列車としても人気がありました。

市内には木下駅と小林駅の2駅あります。成田線は単線の路線で、各駅ですれ違いをするので本数に限りがあります。


それでも品川行き快速で、木下駅から東京駅まで約70分990円で行く事が出来ます。

料金がJR都内近郊特別料金から外れるのが、少し残念です。



もう1本は京成電鉄の高砂駅から千葉ニュータウンを通り成田空港まで走る北総鉄道です。


印西市には千葉ニュータウン中央駅・印西牧の原駅・印旛日本医大前駅の3駅あります。

成田空港発着スカイライナーが走っていますが、途中は全て通過しています。


北総鉄道は1979年に松戸駅から新京成電鉄を通り北初富から小室まで開通、1984年に印西市の千葉ニュータウン中央駅へ開通しました。

都内に直結したのは1991年高砂から京成電鉄、押上から都営地下鉄浅草線に乗り入れ、京浜急行電鉄に直結して羽田空港に乗り換えなしで行く事が出来した。2010年に成田空港まで開通、都心から一番速く成田空港に行けます。

千葉ニュータウン中央駅から日本橋へは45分弱で行けるのに1,150円もの高運賃です。
(同じ日本橋から40kmの入間・八王子・座間等は650円前後の料金です)

日本橋までの通勤定期は1ヶ月は46,910円、6ヶ月は253,320円もかかります。

千葉ニュータウンの北総鉄道利用住民はこの高運賃に悩まされて来ました。


北総鉄道の運賃が高い理由は色々あります。詳しい話はネットで見た方がよいです。北総鉄道沿線住民が語ると、偏見が大きすぎます。


地元市長や国会議員を始め、地方議会の県議や市議までが北総鉄道料金値下げを交渉すると公約しないと、選挙の時に千葉ニュータウン住民の票が入りませんでした。


北総鉄道に自治体や住民は運賃値下げを訴えてきました。しかし返事は赤字を理由にNOを言い続けるだけでした。

それが今年の株主総会で「値下げの可能性について検討する」と発表しました。

北総鉄道会社の前向きな発言は初めてです。


すると千葉県知事を始め、印西市長もコメントを発表しました。地元出身の議員先生方も相次いでコメントを発表しています。

これも先生方のご活躍(?)のお蔭です。

ありがとーございまーす!?


しかしあくまでも「検討する」です。実際に値下げしてから喜びたいと思っています。

今の通学定期特別値引きの継続だけなら、ぬか喜びで期待外れです。

北総鉄道会社さん、値下げをどうぞ宜しくお願いします。

値下げした金額で、都心で美味しい高級ランチを食べたいんです。



ただ鉄道好きのガネーシャJr.から見ると、北総鉄道はマニアには嬉しい鉄道です。それは走っている車輌の種類が多く、北総鉄道区間に4社の車輌が走っています。

都営地下鉄と北総鉄道の車輌です。

京成電鉄と京浜急行電鉄の車輌です。
4社の全ての車輌が見られるのです。
見る鉄オタクのガネーシャJr.は勿論、撮る鉄オタクはカメラを抱えて待機しています。


特に京浜急行電鉄の黄色い車輌は「YELLOW HAPPY TRAIN(幸せの黄色電車)」として珍しく、見ただけでも幸運な電車です。

京浜急行内でも珍しいのに、北総鉄道にも乗り入れしているのです。ラブ


また少し前の北総鉄道の車輌は、独特のスタイルでファンにはたまらない電車でした。

右の車輌は鉄道ファンのブルーリボン賞を受賞した、日本の名車輌の一つでした。


印西市の魅力は、都心へ乗り換え無しで行ける事です。時々都心を歩く事も楽しみですが、交通費を考えて簡単には行けません。

里山大好きだけど、都会も大好きなガネーシャJr.でした。