便秘した時には家庭でも簡単に使えて、
早く楽になれる浣腸ですが、浣腸に頼っていると、
習慣性になってしまい、浣腸なしでは出なくなる...
こんな誤解もある様ですが、大丈夫!
週に1~2回使うくらいでしたら何の問題もありません
浣腸液の主成分、グリセリンは体内で生成され、
自然に感じる便意も直腸に届いた便が反射神経を直に
刺激する事で腸の壁からグリセリンが分泌されて
蠕動運動を促進する事で発生しているのですし、
グリセリンは腸の運動を促進させると共に、固く詰まった
便を溶かして柔らかくしたり、滑りを良くする効果もあり、
便秘解消にグリセリン浣腸をするのは理に適った
方法とも言えますし、注入された浣腸液は排泄時に
便と共に体外に排出されますので心配は無用
便秘した時には「足りないグリセリンをお腹に補う」
くらいの感覚で浣腸にトライしていただけたらと思います
薬局、薬店等ではいちじく型の浣腸が簡単に入手できますが、
最近は挿入ノズルの長いディスポーザブルタイプの浣腸を
目にする事も多く、医療現場、介護の現場等で使用される
浣腸はほとんどがこのタイプ、長い挿入ノズルのおかげて
浣腸液が直腸深部まで届き、容量も多いですので、
いちじく型の浣腸よりも確実な効果が期待できます
実際に私も中学生の頃から挿入ノズルの長い
医療用の浣腸(60ml)を処方されていましたし
今は更に増量されて120mlのグリセリン浣腸を
処方して戴き、自宅で使っています
※病院等で使用されるグリセリン浣腸の例
実際に私が処方していただいているもので
右端が120ml、中央が60mlです
左端のイチジク浣腸(30ml)と比べると
明らかに挿入ノズルも長く、薬液量も多め
しかし、変わっているのは形だけで中は全て
50%グリセリン、長い挿入ノズルのおかげで
浣腸液
敏感な反射神経への強い刺激を避けて
お腹の奥から便を押し出す感覚で排便できますので
むしろ、イチジク浣腸よりも楽に排便できます