女子は便を押し出すのに必要な腹筋をはじめとした

全身の筋肉の力も弱く、お腹にも卵巣や子宮を抱え

生理中は子宮も充血して膨張しますし

女性ホルモンの多くは腸の蠕動運動そのものを

抑えてしまうとの事で体質的にも便秘してしまいがち

 

実際に幼い頃から便秘しがちだった私ですが

更に重症化、慢性化したのは初潮後だったかと

この頃には便秘に悩む私に母親もイチジク浣腸を

さりげなく手渡してくれたり、買い置きしてくれて

いましたので大助かりでしたし、生理前の便秘は

いくら頑張っても解消できずに、中学生の時から

月に1~2回は浣腸をして便秘を解消していましたし

頑固な時はイチジク浣腸30グラム2本が普通でした

(しかし、中学生にして月に1~2回は浣腸する程の便秘とは....恥)

 

使用方法、注入方法等は便通を促せば良いのですから

自己流でも良いのですが、浣腸液の主成分グリセリンは

直腸内に注入する事で浸透圧で腸を刺激して腸の運動を

促進させて便を押し出そうすると共に、便を溶かして

柔らかくする効果や潤滑剤として便の滑りを良くして

排泄しやすくする効果等を併せ持ちますので、

注入後は便意でお腹がちょっと痛くなります

 

浣腸液が直腸深部まで届き、しっかりと排便するためにも

この痛みはできるだけ長く我慢するのが効果的なのですが

トイレで便座に座ったり、しゃがんだ姿勢で注入すると

つい腹圧がかかったり、いつ出しても良いという

安心感から十分に我慢できずに浣腸液だけが

漏れてしまい、失敗してしまう様な事も...

 

また、イチジク型の浣腸は挿入ノズルが短く、

浣腸液が肛門周囲の敏感な神経叢を強く

刺激してしまい、十分に我慢できない可能性も

 

やはり、浣腸時はお尻を出して体の左側を下にして

横向きに寝た姿勢で注入する「左側臥位」が良いかと

この姿勢をとる事で浣腸液が重力の力を借りて

しかも、腸の走行方向に従って自然と直腸から

S状結腸へと流れ込みますし、私の経験や体験からも

最も楽で我慢もしやすい理想的な注入法だと思います

 

では、少し恥ずかしい格好かも知れませんが(笑)

お尻を出して左側を下にして横に寝た姿勢で

浣腸をする「左側臥位」注入法を覚えましょう

 

・浣腸する前にはオシッコをしておきましょう

 事前に排尿して膀胱を空にしておく事で膀胱内圧を

 下げる事で浣腸液が注入しやすくなり、違和感や

 苦痛も緩和され、浣腸液の貯留も容易になりますし

 女子は排便と同時に排尿のみられる事も多いですので

 

・注入後に腸が萎縮しない様に浣腸液を容器ごと

 お湯につけて体温~40度程度に温めて浣腸の準備

 

・お尻を出して体の左側を下にして軽く膝を曲げて

 (=体を「くの字」にする感じで...)で横になり

 お尻をやや突き出した姿勢をとりましょう

 

・お腹の力を抜き、肛門の筋肉を緩めるために

 そのままの姿勢で深呼吸をしてリラックス

 

・滑らかに挿入できる様に浣腸液を少し押し出して

 ノズルの先端と肛門を濡らしましょう

 

・滑らかにノズル先端を肛門に挿入したら、

 容器の根元までゆっくりと挿入しましょう

 ※おへそを狙うつもりで挿入するとスムーズに

 挿入できますし、リラックスして使用すれば

 注入時にも挿入時にも痛みや苦痛は感じません

 体の力を抜く様に口を開けて、ふーはー、

 ふーはー、深呼吸をしながら滑らかに挿入...

 

・ゆっくりと容器を押し潰して浣腸液を注入します

 

・お尻からノズルを抜き、そのままの姿勢で肛門を

 ティッシュなどで押さえ、十分に便意が強まるまで

 なるべく長く我慢しましょう、これでスッキリ!

 

 

 ところで、この左側臥位注入法ですがが

 注入する姿を思い浮かべるとなかなかの格好ですし(笑)

 排泄が自立した子供でしたら、トイレ等が確認できて

 プライバシーが守られる環境にあると、

 便意を我慢する事や失禁への不安、羞恥心も緩和されますので

 特に年頃の娘さんの浣腸タイムは不要な露出を避けるのは

 もちろん、浣腸時はそっとしてあげましょう