イチジク型の浣腸にトライ!

薬局、薬店等で簡単に入手できるのがイチジク型の浣腸で
大人(12歳以上)の便秘には30~40gサイズがオススメ。

浣腸薬の主成分はグリセリンです。グリセリンは3価のアルコールで
無色透明で水に溶けやすく、甘みや吸湿力を持つ事から甘味料や
化粧品にも使用され、浣腸液として使用する事でグリセリンの持つ
吸湿力により、腸の壁から粘液と水分の吸収を促進して
その刺激によって腸の蠕動運動が活発になります。

グリセリンはヤシ油等の植物に由来する天然成分であり、
油脂は高級脂肪酸とグリセリンとのエステルですし
人体内でも中性脂肪として存在しています。
食品や化粧品等に使用されているという点からも
安全性は高いと言えますし、グリセリンは体内で
自然に分泌される天然の便秘薬とさえ言えるかと。

お尻から注入する事に抵抗を感じる方もいるかとは思いますが
浣腸には即効性が期待できますし、便秘がつらい時には浣腸して、
足りないグリセリンをお腹に補ってあげよう。くらいに割り切って考え
浣腸にトライして早く楽になって戴けたらと思います。

浣腸は肛門から薬液を注入する事で腸の蠕動運動を促進させると共に
便を滑りやすくすると共に、腸を刺激して排便を促します。

第2類医薬品ですので薬局で購入、又は処方してもらう事もできます。
頑固な便秘が手早く解消できて、すぐれた効果が期待できる
浣腸の使い方をしっかりと覚えましょう。

浣腸の魅力は、何よりもその即効性。個人差はありますが
早い人でしたら、注入して数分程で便秘が解消してしまいますし
仕事やテスト前、旅行時に使用する事で、出したい時に出して
排便を済ませておけるのですから、下剤と異なり排便の
タイミングを自らコントロールできるのも大きな特徴で
どうしても出ない時など、いざという時にも浣腸が最適。

幼い頃から便秘しがちだった私もよく母親にイチジク浣腸を
された経験がありますし、中学生の時から自ら浣腸を使う様になり
高校生から今に至るまで週に1回は浣腸のお世話になっています。

では、効果的な浣腸の使い方ですが

浣腸をする前に膀胱を空にして膀胱内圧を低下させる事で
腹圧もかかりづらくなって、浣腸液が注入しやすくなり
苦痛も緩和されますので、あらかじめ排尿を済ませ、
浣腸液は容器ごと50度前後のお湯に浸けて体温より少し高い程度
(41度くらい)に温めてから使用するようにしましょう。

浣腸液を温める事で容器も柔らかくなって押し潰しやすくなりますし、
注入後の腸管の急激な萎縮を防ぐと共に、挿入時や注入時の
違和感も感じにくくなり、自覚的にも気持ちよく感じられます。

また、浣腸をすると急激に便意が強まってしまい、
我慢できなくなる場合もありますので、
(便意を感じてもできるだけ長く我慢した方が良いのですが...)
トイレの近くで使用するのが良いのですが、
注入後すぐにトイレに行ってしまうと薬液だけが
漏れてしまい、失敗に終わる事も多いので注意が必要です。

お尻を出して左側を下にして、膝を曲げて横になり
体を「くの字」にした姿勢で挿入するのがおすすめで
私もこの注入法を実践しています。

挿入しやすい様にノズルを真上に向けて、容器内の空気を押し出す
つもりで浣腸液を少し押し出してノズルの先端と肛門を濡らし
リラックスするために深呼吸をして体の力を抜き、
滑らかに挿入したら、思い切って「ぷちゅー」です。

注入後は静かにノズルを抜き、便意を感じてもそのままの
姿勢で肛門をティッシュや脱脂綿で押さえて最低でも

2~5分くらいは頑張ってしっかりと(できるだけ長く)我慢です。

 



とことんまで我慢したら
トイレに移動して排便しましょう。