2020/07/24に公開された三浦春馬のMV「Night Diver」を見て、ああそっちに到達してしまうんだなと、寂寥以上の何かです。
・三浦春馬 「Fight for your heart」 FNSうたの夏まつり 2019. 07
最初に見たのは、この2019年7月の夏の FNSうたの夏まつり。ああ確かに上手いし踊れるなの認識しかなかったのですけど、「Night Diver」への変遷としてのジャストの片鱗は見せてます。
・三浦春馬「Night Diver」Music Video
事故以上の衝撃しかないですよね。確かにSNS等コメントは”美しい”はその通りです。ですがダンスとは別次元の才能を春馬は開花しています。
MVの編集スローエフェクトを多用するのは分かります。春馬は自ら含めて全員をコマ単位で捉えてる。何がきっかけか分かりませんが所謂出来上がってるクリエイターのそれです。その上積みで、かつ何をするか分からないスリルを持ち合わせているのは、先々の完全驚異しかありません。そのお披露目での怪物ぶりをまざまざと見た観衆の感嘆は想像に容易くないです。
・三浦春馬「Fight for your heart」Music Video
一番最後に見たのが「Fight for your heart」 のMV。ダンスは少ないですけど、表現したい心の呪縛の解放は具に分かります。1st.MVでそこまでのいきなり到達は、どう考えても難しいので連作の期待を十分感じさせます。それで良いと思います。
最後は私の作品「ライオンな、彼氏」になります。
・ライオンな、彼氏。 - カクヨム
https://kakuyomu.jp/works/1177354054891306736
三浦哲郎的世界を現代で描きたくて綴った短編です。相互応援の読者選考の大きな壁がある「カクヨムコン5短編部門」に敢えて出しました。まあ完敗でしたけどね。
プロットは最後迄描き切ってるものの三仕様です。
・短編:1万文字のハッピーエンド。
・二人芝居シナリオ:1時間半の展開で、生きるって、愛って、の展開。
・長編:ねぶた祭り前後の通し10万文字相当のフル尺。
主人公の才蔵は間違いなく私を投影していたのですけど…短編描き抜いたら春馬になっていました。
繊細さを全部委ねてしまう面差しは、そもそも目指していた三浦哲郎作品の登場人物そのものです。罷り間違って私の作品と言うよりは、三浦哲郎作品が映画化される際は必要不可欠な俳優だったと思います。
あとは短編「ライオンな、彼氏」は意外な程に閉じられてるので、これはこれでいいかなと思っていました。
ただ春馬の事故で、やっぱりやり残したなと。描くべきであった愛の深さを描けず、このままではいけないと「カクヨムコン6長編部門」への改稿に向けて準備したいと思います。本当はSFスペースオペラを描く筈でしたけど、それは何時でも出来る事ですから。
#2020/11/24
うん?いつ間に更新してないかですけど。重要なトピックが有りまして。
坂道AKBのエッセイ更新していたら、ああ…ここからもステップだったのかです。何を女子アイドルをですけど、こちらのシンクロ率が高いので、ここを超えて行こうかですよね。MVの東市篤憲監督。
・坂道AKB:第1弾「誰のことを一番 愛してる?」(2017年)
もう平手と言う存在全開ですね。どの監督が取ろうと引きずり込もうとする、この微かなタイム感は抜群です。
・坂道AKB:第2弾「国境のない時代」(2018年)
平手はいないですけど。確実に裏で合わせるアイドルMVでは、しなやかさも有り味わいも有ります。
MVの東市篤憲監督は、wiki見るとBUMP OF CHICKENの印象が強いですけど、ダンス系MVもこれはとあると画作りの中に入れますから、今後も楽しみましょう。