前回に引き続き中国製のAK派生をまとめます。細かいデータなどは載せず軽い説明だけをします。解説というよりは「こんなのもあるんだな〜」と認知してもらおうと思って書いてます。気になった方は自分で調べるか、もしかしたら個別で記事作る銃もあるかもしれません。

また中国製派生に止めるのでKLSシリーズやASh-78などは含んでいません。


 CS/LR11


中国北方工業公司が製造、輸出販売する56式自動歩槍のAK-103模倣モデル。

デザインが若干AK-103と異なる銃床、AK-74タイプ2マズルブレーキ、ベースが56式自動歩槍のためAKタイプのボルトとガスブロックを備えている。マガジンは樹脂製ではなく金属製の30連マガジンから給弾される。セレクター表記はL・Dで、三角形の中に上を向いた矢印が記されたイズマッシ製を示す偽の刻印がされている。

ソマリアなど様々な国が購入し、一定数が運用されている。


 56式自動歩槍 1A型



中国北方工業公司が製造、輸出販売するCS/LR11と同時期にラインラップに加えられた近代化改修を施した56式自動歩槍 1型。

名称上は56式自動歩槍 1型だが銃床は折りたたみは不可能でAR-15パイプに適合した伸縮調整可能な銃床を備えている。グリップを樹脂製に変更し、ハンドガードはM-LOKスロットを備えたものに変更している。レシーバー左側面にサイドレールが追加されておりドブテイルマウント照準器はもちろん、ピカティニーレールマウントを搭載することで他の照準器が搭載可能。


 56式自動歩槍 1G型


56式自動歩槍の改良型として中国北方工業公司が海外向けに輸出販売しているモデル。

外見は56式自動歩槍 1A型と酷似しているが、グリップの形状とハンドガードの形状が異なる。


 56式自動歩槍 近代化仕様


アラブ首長国連邦で開催されたIDEXという展示会にて公開された56式自動歩槍の近代化仕様。セレクター表記がわからないため不明であるがグリップや展開式銃剣がないことからベースは56式自動歩槍 S型と予想される。

レシーバー左側面にサイドレールが追加されドブテイルマウント照準器はもちろん、ピカティニーレールマウントを搭載することで他の照準器が搭載可能になり、ハンドガードはアメリカのUTG PROユニバーサルAK47クワッドレールハンドガードを模倣した4面ピカティニーレールを備えた近代化ハンドガードを備えている。


 56式自動歩槍 2型 近代化仕様


アラブ首長国連邦で開催されたIDEXという展示会にて公開された56式自動歩槍 2型の近代化仕様。

折りたたみ銃床とグリップを56式自動歩槍 C型の黒色ポリマー製のものに変更し、レシーバー左側面にサイドレールが追加されドブテイルマウント照準器はもちろん、ピカティニーレールマウントを搭載することで他の照準器が搭載可能になった。ハンドガードはアメリカのUTG PROユニバーサルAK47クワッドレールハンドガードを模倣した4面ピカティニーレールを備えた近代化ハンドガードを備えている。展示された際はグリップポッドを装着していた。


このほかにも詳細不明なマズルブースター?を取り付けた56式自動歩槍 1型や56式自動歩槍 1A型や56式自動歩槍 1G型の試作型?のようなものも画像があるがどちらも詳細は不明である。


マズルブースターを取り付けた56式自動歩槍 1型と思われるもの

56式自動歩槍 1A型や56式自動歩槍 1G型の試作型と思われるもの


確認できる限りの中国製AKコピーは紹介しました。きっともっともっとあると思うのでこの先は皆様で調べてください!