ゴッホ展 | 落書きです

落書きです

いろいろとね…写真が多いのは文章を考える力がないためです。

上野の森美術館でおこなわれている「ゴッホ展」をこの間、観てきました。


HPより。
豊かな表現力と鮮やかな色彩で人々を魅了し続ける画家、フィンセント・ファン・ゴッホ。彼が画家として独自の画風を確立するまでには「ハーグ派」と「印象派」の画家たちとの出会いがありました。本展では、彼に影響を与えた画家たちの作品を交えながらゴッホの画業の変遷をたどり、ゴッホが後期印象派を代表する画家の一人になるまでを紹介します。
この概要にようにいつものゴッホ作品展というよりはフィンセント・ファン・ゴッホという人に焦点をあわせた展覧会のような気がしました。

構成は。
第1部 ハーグ派に導かれて
第2部 印象派に学ぶ
以上の二つです。

第1章では画家を志したゴッホがハーグ派との出会いから専門的な技術を習得する過程です。親戚でもあったハーグ派を代表する画家の一人マウフェからは形態や量感のつかみ方、画材の扱い方などの手ほどきをされています。この頃のゴッホの絵は農民などを暗く描いており言われなければゴッホ作とは気づかない作品です。

ゴッホらしいと言えばそうなんですが、ゴッホはハーグ派の人たちと喧嘩別れしてしまいます。そして1886年、弟のテオを頼りパリへ行きます。

第2章では、そのパリで勢いのあった印象派、ゴーギャンやスーラなどのからその影響を受けていきます、中でもモンティセリからは非常に感銘を受け明るい色彩や筆致を取り入れ作風を決定づけていきます。

その2年後、ゴッホは南仏に移り麦畑やイトスギ、オリーブなどをうねるような輪郭線、幾重にも原色を重ねて描きあのゴッホの作風へとなっていきました。ここからわずかの期間にたくさんの作品を描き最後は37歳の若さで悲劇的な結末を迎えてしまいます。ゴッホという画家は活動期間はたった10年だったのですね。

ゴッホがいかにしてゴッホとなったか、そのゴッホの作品と影響を与えた画家達の作品を観ることができます。ゴッホに興味のある人には大変楽しめる展覧会でした。

10月11日 (金) 〜 2020年1月13日 (月)
12月31日と1月1日は休館。
入場料:一般1,800円、大学・専門学校・高校生1,600円、中学・小学生1,000円。
上野駅徒歩3分。