ショートショート「すべては生きることへとつながる」
佐藤「上司殿!
何にでも使えるコメントを思いつきました。」
上司「何にでも使えるコメント!?
どゆこと?」
佐藤「こう、コメントや感想を求められて
困ったことないですか?
例えば、全然興味ないことだったり、
なんとも形容しがたかったり、」
上司「あるある」
佐藤「その時に使えるコメントを考えました。
試しにちょっと質問をしてください。」
上司「巨乳って、どうおもう?」
佐藤「サイコー!」
上司「それが、なんにでも使えるコメントかね?」
佐藤「反射的に本心が出てしまいました。
もっと、コメントに困る質問をお願いいたします。」
上司「なんだ、注文が多い奴だな。
最近のジョブス(アップルの社長)って、どう思う?」
佐藤「なんてゆうか、その、
生きている、
てゆう、感じですね。」
上司「なるほど、ジョブスが生きているからiPadとか、
新商品が生まれるんだ。
フラッシュが見えないとか
色々な問題があるものの、
ジョブスが生きているから
素晴らしい商品が出続けるんだ!
…
って、いう解釈?」
佐藤「そうなんですよ、
基本的に生きているからこそ
怒れることがあったり、
苦しみがあったり、
悲しみがあったりするわけですよ。」
上司「おまえは、生きていてよかったことがないのか?」
佐藤「だからこのコメントを言った後は、
聞いた人がかってに深読みして
生きていることと、結びつけます。」
上司「なるほどね。
生きていることって大事だね。」
佐藤「そうなんですよ。
どんな人生でも生きているって素晴らしい。」
上司「分かった、
あと君の人生がそうやって、
ごまかしごまかし生きているって、
ことも分かった。」





