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羽仁修のブログ

脚本家・羽仁修の暇つぶし的ブログです。

9月に入りました。

ソウガの脚本も書き終わり
やっとひと段落つきました。
これでしばらくのんびりですが、
さてどう時間を使うべきか?

ともだちにはドラクエをやろうと
しつこく誘われてるのですが、
それに対しては躊躇しています。

僕的には非常にやりたいのだけど、
僕みたいな半分世捨て人みたいな人間が
オンラインのドラクエなんて始めたら
当然本物の世捨て人になりますからね。

それだけはまずいと思うんです。
本気で孤独死すると思うんです。

ただ実際に現実逃避したいのもあります。
もうこの時点で来年のイヌッコロの
新作を書くことに怯えていますからね。

こんなに空っぽの状態で
面白い脚本を書けるのか??

作品の面白さは脚本でほぼ決まります。
そんなものは重々わかってます。
しかもイヌッコロはこれからが勝負所。
絶対に下手をうてない!!
でも駄作を書いてしまったらどうしよう?

気付けばそんなことばかり考えてます。

このままじゃ心が病みますよ。


ゆえにドラクエの世界へ逃避して
しばらくは面白可笑しく生きるか?

もしくは映画や舞台をいっぱい見て
次の作品への何かしらのきっかけを掴み
多少でも安心感を手に入れるか?

はたまた全く別の何かをするか?


さて、どうしようかな?

回顧録も終わったということで、

改めてお知らせです。


このたび「ソウガ」が

再演されることになりました!!


しかも前回二つのストーリーに

分かれていたのが、

今回は一本になります。

まあ、ソウガ完全版とでもいいますか。



ただいま一本にまとめ中です。



いやぁ、思ったよりしんどい・・

けっこう大変だね、これ・・

でも一応プロなので

す頑張ろうと思います!!



最近、シチュエーションコメディ

ばっか書いているので

皆様にはそういうイメージが

定着しているようですが、

ソウガは思いっきり活劇です。

コメディ要素は入っていますが、

基本的には重たい話です。


羽仁ってこういうのも書くんだと

思って頂けると思うので

ぜひ観てもらいたいです。


よろしくお願いします!!

さあさあ、終盤はもう一気呵成です。
なんと言ってもアンチヒーローは
終盤からできたお話しですからね。

残り20ページくらいを
4~5日で書き切りましたよ。

とにかく終盤でやりたかったことは
真中のために佐々木・新田・タイガーが
わざと負けてあげること。



そして真中が菜々のために
レッドに必死にくらいつくこと。



このふたつです。

この物語で伝えたいことがあるとすれば
シャムニャーンの強い仲間意識と
真中の成長ですから。


当初の予定からプラスしたのは
イエローのガルエナジーくらいです。
さすがにイエローになにかないと
存在意義が危うくなってしまうので・・


そして、グリーンのどんでん。



レッドの暴挙。



この辺は僕お得意の怒濤の畳み掛け!


そしてエピローグも予定通り。
真中が少し前向きになって終わる。



まあ、立ち回りの量が思った以上にあったのは誤算だったけど・・

臨王とマッキーはほんとお疲れさま!!



そんなこんなで
「恋するアンチヒーロー」が
出来あがりました。

「よくまとまってたね」と
と何人かの知人に言われました。
それはやはり最後が決まっていて
そこに向けて話を考えたからでしょう。

でもそれがいいことなのかどうなのか?

よくまとまっているというのは
逆に僕の良さを消してしまって
いるのではないかとも思うわけです。

ぶっ飛んだ感じがなくなって
いるのではないかと?


まあ、なにはともあれ
恋するアンチヒーローは終わりました。

今思うことは、脚本を書くことが
本当にしんどくなってきたなぁ
と言うことです。

アイディアはどんどん枯渇していく。

じゃあしばらく休んで
充電するかと言っても、
それは単なる休みであって、
充電なんかされちゃいない。

けっきょく、どんなに苦しくても
新作を書き続けなきゃいけない。

無理だろうがなんだろうが
新作を書き続けなきゃ成長はないし、
僕の作家人生は終わってしまう。

これからずっとこんな状態が
続くと思うとぞっとする・・

でも、やっぱ僕は書くのが好きだし、
幕が開くあの感動も大好きなので
のたうち回りながらも、
頑張っていきたいと思います!!


観に来てくれた皆さま、
心より御礼申し上げます!!


これからも面白いものを
追い求めていきますので
劇場まで足を運んでください!!


それではアンチヒーロー回顧録を
終わりたいと思います。



お付き合いありがとうございました!!
さてさて、突破口はどこにあったのか?

毎日必死に考えながらも心の中では、

「今回はこのまま良いアイディアは
 出ないかも・・ そのときは妥協
 するしかない。」

と半分諦めもありました。

でもそれではお客さんの期待に
応えられない可能性が大きい。
でも思い付かないものは思い付かない。

そんな葛藤を抱えながら
無情にも過ぎていく日々・・

でも、転機は突然訪れた!!
まさに青天の霹靂。
一ヶ月以上も暗闇をさ迷っていた
僕の前に突如表れた出口の光!!

その光を差し込んだのはこの人・・


森名誉顧問!!


何かの飲み会の終わり頃、

「台本のことなんだけど・・」

と、森名誉顧問。

きたーっ!!
これは何か良いアイディアが
飛び出るんじゃないか!?

期待に胸が踊る!

ドキドキ、ドキドキ・・・


「本筋とは関係ないんだけどさ・・」

ん? 

「女の子二人で店やってるのって
 おかしくない?」

んん? 

「普通で考えたら男の店長とかオー
 ナーとかいると思うんだよね。」

そこぉー!?

今はそこよくない??
そんなんいつでも直せるしぃ!
つーか、店長いるけど二人に任せてる
ってことでいいでしょ。

「女の子ふたりに店を任せたりしな
 いと僕は思うよ。」


・・・・・・


完全に筆が止まって一ヶ月以上。

なにもしないよりはいいかと
修正に取りかかる。


ちなみに、イヌッコロの
シチュエーションコメディは無理が
少ないねとよく言われますが、
裏にはこういう事情があるわけです。


マスターを出すわけにはいかないので
今日は体調不良でお休みという設定に
することにしました。
問題はそれを誰に言わせるか・・
菜々や美樹に自分たちで喋らせるのは
説明的過ぎて脚本家として気持ち悪い。

誰かに「この店ふたりでやってるの?」
って聞かせることにしよう。

流れ的にはレッド。

でも聞きに行く理由が弱い。

そこで、レッドを女好きキャラに変更。


この瞬間僕の頭にカミナリが落ちる!!




合コン



しかも、
レッドが好きになるのを美樹にしよう!



そうすれば、美樹は佐々木と新田が
自分に興味があると勘違いしてるから
二人を合コンに巻き込める。
さらにピンクはレッドと
付き合ってるわけだから、
黙ってるわけがない。
真中を連れて参戦させられる!
戦闘員と戦隊と店員がひとつの席に。

これでみんな巻き込まれたー!!

さあ、ここからどうするか?

ただトークをしても面白くない。
なにかゲーム的なものをしよう。


王様ゲーム


もう最大限シチュエーションが活かせる!



あとはイエローとブルーを解説ポジションに置いて完成。



こうして僕がもっとも大事にしてる部分が決まりました。


合コンに王様ゲームって
ノリで脚本を書いてるとしか
思われないだろうけど、
そこへたどり着くのに
こんな苦労があったわけです。

ノリで書いてるようで、
しっかり計算している。
これを大事にしていきたい。

なにはともあれ、
一ヶ月以上にわたる葛藤の日々から
抜け出せたわけです。


はぁ~・・


というわけで、
いよいよ終盤に突入していきます。


それは、また次回で・・
最初にご忠告しておきますが、
このあたりからネタばれしていきます。

11月のイヌッコロショーケースや
DVDで初めて観るという方は
回顧録を見ないことをお勧めします。

これはいつでも読めますので・・


ということで、ガルルンジャー登場です。

開始25分と予定通りです。

このタイミングで新キャラを
登場させるのは僕の常套手段ですが、
一気に4人ってのは普通ありえないです。

でも普通じゃないですからねぇ。
戦隊ヒーローたちですからねぇ。
レッド・ブルー・イエロー・ピンクが
その色の服を着てますからねぇ。
非常にわかりやすいキャラたちなので
お客さんが混乱することはないのです。




そして、戦隊と戦闘員が鉢合わせ。
ひょんなことから真中がグリーンとして
ガルルンジャー入りしてしまいます。



いよいよシチュエーションコメディとして
機能し始めていきます。

このあたりは当初の予定通りです。

そして一度目のヘルタイガーの勘違い。
ノリノリです。


しか~し、ノリノリなのはここまで!!

ついに、恋するアンチヒーローの
最大の試練が訪れます。



僕が脚本を書くにあたって
もっとも神経をつかうのが中盤。
特に開始50分近辺。
お客さんの集中力が一番落ちてくる
非常に危険な時間帯です。
ここの面白さでコメディの良し悪しは
決まると僕は思ってます。

さあ書くぞと思ったものの、
筆がビチっと止まってしまいます。

なにかが違う・・

このまま書いていくとタイガーの
面白さだけが際立ってしまう。

それでは本末転倒だ。

タイガーの笑いはあくまでサブであって
最大の笑いは本筋で取らなくてはならない!!

なにより、ここまできて
各キャラクターが絡み合ってこない!

ここで、各キャラを巻き込んだ
最大級の笑いが必要だ!!

当初の予定はやめて、
新しいアイディアを模索し始めます。
でも、どうにも思い付かない。
ここを乗り切れば、終盤は出来ている。

最後の踏ん張りどころ!


みんなに集合を掛けます。
ここのアイディア出しは
熾烈を極めていきます。

ファミレスで7~8時間、
食事を2回済ませるほどの打ち合わせを
週1ペースで1ヶ月繰り返しても
きっかけを掴むことすらできません・・


この間、一文字も進みません。


もう最初に考えた流れでいいかなと
何度もひよりそうになります。

でも、これを乗り越えなければ
自分の成長はない!!

意を決するため、メンバーに宣言します。

「ここのアイディアがでるまで、俺は
 書かない! 稽古が始まろうが書か
 ない!! 本番ギリギリまで粘るか
 らみんなもその覚悟で考えて!」

このとき、稽古開始まで一ヶ月を
切ったところでした。


突破口はどこにあったのか?

それは次回に!!



ということで、
ガルルンジャーの裏設定も少し。

シャムニャーンが企業の出資に対し、
ガルルンジャーは国からお金が出てます。
そう、彼らは国の特殊部隊なんです!
なのでガルルンジャーは裕福です。

レッドはかなり性格に難ありですが、
スカウトマンがその強さに惚れ込み、

「性格には目をつぶろう! 
 それだけの強さが彼にはある!!」

とガルルンジャーに入れました。

そんなんですから、
シャムニャーンの戦闘員は
レッドとは戦いたがりません。
なので、レッドに回されるのは
たいがい新人の戦闘員です。
佐々木のようなベテランは
主にイエローと戦います。

もうお気付きかもしれませんが、
真中の腕を折ったのはレッドです。

もしレッドがシャムニャーンに
スカウトされていたら、
今ごろ世界制服をなし得ていたかも?


ということでまた。