昨今、私を温厚だと言う方が増えているという、驚愕の事実!
期待を裏切って申し訳ありませんが実は私、
瞬間湯沸かし器並みの短気
なのですよ。てへ☆
ただ、沸点は年々上がっている気はします。
そしてこれまた意外と言われるのですが、ものっそい負けず嫌いです。
勝てない勝負には絶対に手を出さず、
勝てる可能性があれば相手を完膚なきまでに叩き潰しにいきます。
性格悪いな。(笑)
で、そんなことはさておき。
先日から声優さんのライブを拝見する機会が度々ありまして。
その引き寄せか、声優さんの曲をカバーしたいという方からボイストレーニングのご依頼をいただきました。
正確にはボイストレーナーをやっている友人から引き継ぎました。
またこの人が珍しく音をあげており、なんでかなぁ?、と思いながら引き継ぎ、レッスンをしてみて分かりました。
なかなか男前な声優さんのある曲を文化祭でカバーするそうなのですが…。
その雰囲気、歌い回しを自分のものにしたいとのこと。
それってボイストレーニング、関係ある?
って思わず聞いちゃいました。
そこは自分で曲を聴きながらトレースしていくものではないか、と思いまして。
まあ、大分歌い込んでいて、声を似せたり、癖を真似たり、がんばってますけど…、すぐ声が出なくなったり、枯れてしまうとのこと。
そら、発声の仕方だがね。
基本的な発声をやるときちんとできる。
でも歌うとまた戻る。
終いには「ちゃんと分かるように教えて下さい。」と言われる始末。
えー?!( ̄□ ̄;;)
ま、色々言いたいことはあるものの飲み込みつつ…。
そもそも声が全然違うので、自分の歌として表現してはどうか?と提案するも、
「あの歌い方がいい!」
と一蹴。
2時間やっても出口が見えないので、とりあえず宿題にしていただきました。
お客様は低音で透明感のある声。
歌い手さんは高めでハスキーな声。
妥協点が見えない…。
なるべくお客様の期待に応えたい。
お客様が納得できる歌声を導き出したい。
でも今のままじゃ喉が潰れる。
歌い方で雰囲気だけでもなんとかならないか?と思って聴き続けてますが、恐らく真っ直ぐな心根をお持ちなのか、全く衒いなく、歌詞に沿った感情を乗せて歌っているように聴こえる。
歌詞を書いた紙にブレスの位置、歌い回しの癖、似せる歌い方を書いては消し、書いては消し、終いには消せるボールペンでは書けなくなっちゃって捨てて、を繰り返し今4枚目。(苦笑)
小手先で真似できる歌じゃない感、満載。
どうやって多感な高校生男子が理解、納得できるように説明するか…。
頭を抱えていると友人から
「やっぱ、無理?」
との連絡が…。
ここで無理、って言えない私。
お客様だってその歌い手さんを尊敬し、憧れているからこそだと思うし、私だって憧れの歌い手さんの歌を歌うときは毎回死に物狂いで練習する。
何とか力になりたい。
完コピはダメでもご本人が納得できる形にする手伝いをしたい、と思っています。
何より文化祭でいい思い出にして欲しいしね。
私の高校の文化祭の思い出っつったら、部活の英語劇と調子に乗ってモヒカンにしようとしたことくらいしかない…。
そのジャンルの引き出しがなくて解決策が見えないなら、引き出しを増やせばいい。
とは思うんだけど、性別が違うと音への反応の仕方、身体の動き方が違う。
自分で真似てコツを掴もうと思っても、なかなか反応できない。
ものっそいジレンマ。
でもここが正念場。
自分とお客様のスキルアップの為にも絶対乗り越えたい課題なんだ、って。
昨日は帰りに悔しさと情けなさの余りに、泣きそうになりましたがそんな暇はない。
文化祭までに仕上げて、お客様ご自身の歌にしてもらわないと。
今夜も眠れなさそうです。