皆さん、こんにちわ!再びオーロラです。
今日は、2018年度ミュンヘン州立バレエ学校におけるサマーセミナーのレポートをお届けします。
期間は8月13日から25日の2週間。
通常は、ドイツ在住のチョコが申請から現地サポートまでフルサポートをしてくれるのですが、今年は二人目のお子さんが丁度産まれるタイミングでしたので、急遽、ノルウェー在住のオーロラがピンチヒッターを務めさせていただきました。
お世話させていただいた生徒さんは、合計9名、内2名が1週間のみ参加されました。
そのうち、3名が他のサマーセミナーと組み合わせての参加であり、サマーセミナーのはしご参加も人気があることがわかりました。
1名がドイツのドレスデン
1名がハンガリーのブダペスト
1名がミュンヘンにあるボッタイニメルロ
と、サマーセミナーが至る場所で開催されている時期でした。
来年は、「サマーセミナーはしごツアー」も企画できたらいいですね。←ご要望お待ちしています。
せっかく、渡欧するのですから、少しお金はかかりますが、めいっぱいセミナーに参加してスキルをブラッシュアップしたいですものね。
今年は、会場となる学校は改築中のため、ジュニアカンパニーのスタジオと寮のスタジオの2ヶ所のみでの開催となりました。
留学の目的は、もちろんバレエのスキル向上や、ネットワークづくりもありますが、何より大切なのは、外国暮らしの経験ではないでしょうか?感性を磨く意味でも大変意義深いと思います。
セミナーを有意義なものにするためにも、是非、日頃から英会話教室に通うなど、英語の勉強はしっかりしておいてくださいね。
又、日本では当たり前の事が思い通りにいかないこともあると思いますが、それは自分を強くするためのレッスンと思って、前向きに捉える事も大切ですね。
いきなりのフライトキャンセルそしてハプニングが続出!
出発前日、オンラインチェックを済ませ、明日の準備に取り掛かろうとした矢先に、航空会社からメールがはいり、私の乗る予定のフライトがキャンセルになったとの知らせを受けました。
すぐさま、関係者に連絡。結局、当初予定のフライトではなく、数時間到着が遅いフライトが確保されホッと一安心。
ただ、早朝到着組2名がいたため、かなり長い時間空港で待ってもらうことに。
その後、日本出発組、ハンガリー出発組、ドレスデン出発組と立て続けにフライト遅延の連絡が。
どうやら、ある航空会社のパイロットによるストがあったそうで、そのとばっちりを受けての事だったようです。
本来であれば、先着組と町に行き、下見をしてから、夕方到着組を迎える予定でしたが、それもできず。
寮に到着したのは午後8時頃でした。
そのまま、とんぼ返りで空港に戻り、最後に到着したSちゃんを迎えに行き、やっと寮に辿り着きました。
その頃には、深夜12時を過ぎていました。
初日早々、ハプニング続きで正直焦りました。
充実したレッスン、そして、校長先生は日本人好き?
翌日からレッスンが始まりました。まず、登録を済ませ、9時にレッスン開始。
クラスレッスン、ポワント、レペトワールと午前中はみっちりとクラシックのクラスがあります。
校長先生は、何度も日本に行ったことがあり、日本人生徒には、片言の日本語を使って、生徒たちを和ませてくれるようです。
ご自身も日本人が好きとおっしゃっるくらい、日本人生徒には好意的でした。
その後、夕方まで、希望者は、校長先生のプライベートレッスンを受けることができます。
これは、本セミナーのお勧めポイントです。顔や名前を覚えてもらうチャンスですから。
皆さん、レッスンの合間に、買い物をしたり、町をぶらついたり、部屋で休息したりと、それぞれの時間を楽しんでおられました。
そして、夕方からモダンのクラスになります。
オプションでピラティスレッスンもあり、多くの生徒さんがこのクラスを受けていました。
皆、とってもハードだったとおっしゃっていましたが、バレエの体づくりにはもってこいのコースだったようです。
そして、レッスンは午後7時に終了です。
日本人2名、見事短期スカラを取得
土曜日には、保護者向けに発表会があり、修了証の授与と、スカラ受賞者の発表がありました。
1週目のみ参加でアメリカ在住の水岡 凜美ちゃんが、見事1週間の短期スカラシップを獲得されました。
改めておめでとうございます。
2週目は、HBCからの参加ではないですが、日本人の生徒さんがこのスカラシップを手にいれることができました。
今回は、合計20名ほどの日本人が参加していたと思います。
短期留学を通して、次年度に正規入学できるかどうかを見るそうです。
校長先生によると、皆さん優秀な方が多かったので、選ぶのに相当迷ったとおっしゃっていました。
「日本人全体に言えるのが、「ターンアウト」がついていない!」
という厳しいお言葉をもらいましたので、是非とも、これを課題に次に向けて頑張ってください。
想像以上に快適な寮生活
今年は、特別にジュニアカンパニースタジオ敷地内にある寮に私も含めて住まわせていただくことができました。
これも、過去に生徒さんをお世話してくれたチョコの努力の賜物だと思います。
来年もHBCで是非使ってくださいというありがたいお言葉をいただいておりますので、
来年参加を考えている方は、できるだけ早いうちに連絡くだされば、部屋の確保が可能です。
寮母のローズマリーさんは、お母さんのようなとても面倒見のいい素敵な女性で、細かい注文にもすぐに対応してくださり、さらに寮は掃除が行き届いて清潔で、快適な寮生活を送ることができました。
ロケーションに関しても、町の中心から近く、最寄駅は徒歩数分、レストランや店も沢山あるため、とても便利な場所に位置しています。
今回、初の試みで、希望者には「食事を提供」するオプションを付けました。
勿論、留学するなら自炊は必須なので、自炊される生徒さんもいらっしゃいました。
共同キッチンでの料理作りは、少々不安ではありましたが、何とか楽しみながら料理を作ることもできました。
スーパーもすぐ近くに数件あるので、買い物には困りません。
その際、お嬢さんに同行されたNちゃんのお母様には、料理や後片付けのお手伝いや、一緒に観光につきあってくださったり、色々と助けてくださいました。
この場をお借りしてお礼申し上げます。
ありがとうございました。
日本から直行便もあり、ドイツの魅力満載のミュンヘン
空港におりたった瞬間、日本人の多さに驚きました。
さすが、直行便が飛んでいるだけあるなと。←ノルウェーとは違いますね。
ミュンヘンは、ドイツの魅力を凝縮したような町で、観光も楽しむことができました。
1週目の土曜日の午後、皆さんを町の中心にお連れし、主な観光名所を訪れ、その後は、寮近くのインド料理レストランへ。
日曜日は、少し郊外にある「ニンフェンブルグ城」に希望者だけお連れしました。
最終日の土曜日は、セミナーに参加した外国人を含めた生徒さん達だけで、近くにある英国庭園に遊びに行ったみたいです。
私は、2週目のみ参加のKちゃんと、街中の観光名所めぐりに行きました。
その後、これまた寮の近くにある「ドイツ料理レストラン」で最後の夕食を皆で楽しみました。
平日は、レッスンが終わるのが遅く、あまり遠くに行くことができないのですが、寮のまわりにはたくさんお店もあるので、充分楽しむことができます。
ミュンヘンはとても素敵な町で、是非再度家族と一緒に訪れたいなと思いました。
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