パパジャックの希望で、火葬+お葬式は無しで、代わりに生前の彼の人生を祝うメモリアルを、今週末、彼のお気に入りだったメキシカンレストランで行います。
ドイツからアメリカに引っ越しとなり、王様の赴任地に行く前にパパジャックんちで2週間くらい過ごしておりました。
癌が見つかったのは1年前の夏、王様と私の二人でフロリダに緊急帰国… でも、本人全然元気でホッと一安心。その後、放射線治療と化学療法で一時は完治したという話だったのに、実はそれが完治しておらず、気付いた時にはリンパを通じて全身に癌が転移していました。
正直、オバマケアのせいだと言っても過言はないです。はい。詳しくはもう書きませんが、アメリカ国民はこのオバマケアに泣いてますよ、ほんと。口の悪いトランプ氏が大統領になったのも、彼ならこのオバマケアをどうにかしてくれるだろうと願う国民が多かったからだと思います。日本では人気のオバマ氏でしたが、日本人が知らないとんでもない逸話がたくさんある夫婦、そして史上最悪の保険制度を作ったことで歴史上に名前を残すことは間違いないです。
話を戻して
私達がフロリダで過ごす間に目に見えてパパジャックの状態が悪化し、ハリケーン・エルマから避難する頃には、ホスピスケアーを受けていました。
パパジャックの状態から、遠くには避難できなかった二人(義父と奥さんのジュディ)ですが、ジュディのお兄さんちに避難し、心配していた、マナティーが住む川沿いのお家もハリケーンの影響を受けることなく無事でした。
マナティー↓
ハリケーンが過ぎ去って少ししてから、自宅ケアは出来なくなりホスピスに入院。ホスピスの素晴らしいケアのおかげで、痛みも感じずに静かに亡くなったそうです。
引っ越し前の2週間、一緒に過ごせて良かった…
癌って本当に怖いですね。目に見えて衰えて行くパパジャックの姿を見るのは本当に辛くて… 人間ってこんなにも簡単に癌に蝕まれてしまうんだと…。
辛い経験だったけれど、本人が一番しんどい時に側にいれたこと、そしてきちんとホスピスケアーの手はずを整えたこと、本当に良かったと思います。
孫に囲まれてのお誕生日祝い。いつもダンディなパパジャック
王様はね、結構精神的にまいってしまい(当然です)、ホスピスに入れなかったら、もっと早く楽に逝けたんじゃないかとか後悔しかけてましたが、いやいや、それって死ぬ程の痛みを味わって死ぬって事だよ、ホスピスケアー頼んだのは絶対に間違いじゃなかったよと断言しました。
これがすんなり出来たのもね、パパジャックがちょうど65才になり、保険がシニア用のメディケアに変わったからです。
ホスピスの人たちって凄いです。薬も凄い。かなり頭が混乱してきていたパパジャックが、ホスピスケアーを始めてから凄く元気になってましたから。きちんと会話も出来る様になって…最後に自分を取り戻したパパジャックと、貴重な時間を過ごせた事は本当に幸運でした。
65歳になったばかりのパパジャック、若すぎる死…
人って本当にいつ死ぬかなんて分かりませんね。 私も今回の経験で、自分のこれからのこと、少し覚悟が出来ました。1日、1日を大切に生きていきたいです。
うちの両親なんて、いつ死んでもおかしくない年なんですよ。ばぁば78歳とじぃじ85歳! 今年も、ハワイ行ったり沖縄行ったり、相変わらず世界中旅してます。この年になっても両親が健在なことに心から感謝。
そして、とりあえず じーじには、何とか後10年頑張って、アラサリの結婚式と曽孫の顔見たって〜ってお願いしてます。ばぁばには、20年くらい頑張ってもらいたい。じいじが95までいけたら、ばぁばはそれ以上に頑張ってもらわんと(笑)
私は… とりあえず、行けるとこまで頑張ります。若い内に死にたいとか、そんなん思ったことない女なんで(笑)だからって、曽孫を見るまでとは言いませんが、とりあえず、アラサリが結婚するまでは絶対に何があっても死にたくないなぁ。可能なら孫も姿も。曽孫まで行ったら、一人くらい青い目の子もおるかも 青い目の曽孫、見たいかも。←結局言うとるやないか(爆)
夢は大きく自由に、ひとまずは、ばぁば&じぃと、親子4世代旅行を目指して!!!
ちなみに、パパジャックも曽孫は見れましたよ。王様の妹さんの長女、ブリットニーちゃんが、男の子二人産みましたから〜。女5人の孫だったから、男の子の曽孫、と〜っても喜んでました。
週末には家族全員集まります。もちろんパパジャックの友達も各地から足を伸ばしてくれます。きっと、心暖まるメモリアルになることでしょう。