痴漢の被害とその記憶(日常ブログです) | 夜明けの鹿(ルハン)に導かれ☆

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ゆなですw

ニーハオ宇宙人くん

 

 

タイトルからなんかすいません(;^ω^)

って感じですが。

 

いつかは書きたかった内容になるので

今日書いちゃいますw←

 

 

ヲタ内容ゼロです。

 

 

わたしが中学、高校で体験した

痴漢の話になりますが。

(路上2回、電車1回)

 

こういう話をすることでもっと性被害について考えたり議論するきっかけになればと思って。

 

 

ブログを見ていただいている方の

多くは女性だと思うのですけれど。

男性にも是非読んでいただきたいです。

 

 

ではまず中学2年生冬

 

 

わたしの通っていた中学校はかなり

田舎の中学校で。

家から歩いて3キロありました。

田んぼ道をひたすら歩いて通う環境です。

 

当時自転車通学が許されておらず

(理由は過去に死亡事故があったから)

見通しは良く、車もそこそこ通りますが。

人気はないです。

 

 

そして最初に被害に遭ったのは

通学路の田んぼ道ではなく

 

あと10メートルで家に着くというとき。

後ろから誰かが走って来る音がするな・・とは思ったものの

うしろを振り返ることなく家に向かっていたら

 

突然後ろから抱きつかれました。

そして相手は軍手をはめており

まず口を押えられ、

そのあともう片方の腕で抱き抑えられ

一瞬持ち上げられました。(口を押えられたままバックハグで持ち上げられた状態)

 

もう、その瞬間パニックになり

 

脳裏に横田めぐみさんの姿が思い浮かび

 

『わたしは北朝鮮に連れて行かれる!!!!』

 

って本気で思いまして。

痴漢とかそんなの考え付かなくて

とにかく連れていかれないよう

叫んで必死に抵抗しなくてはと

 

できる限りの声を出して

力づくで暴れたんですけど、

相手は男なので力が強いんです。

 

そして真冬の田舎(夕方)なので

辺りは真っ暗、どこの家も雨戸を

閉め切っており

人も歩いていない状況。

 

家まであとちょっとなのに

叫んでも

誰にも気づいてもらえない恐怖。

 

もう叫ぶのも必死で、ああいうときって

声を出すのが精いっぱいでして。

「たすけて」なんて単語を発する

余裕なんてありません。

 

それで必死で暴れて叫んでいるうちに

相手がわたしの制服のスカートに

手を入れて股間を触りました。

そして触ったらあっという間に

逃げていきました。

 

それでようやく痴漢とわかりました。

 

解放された瞬間ほっとしたと

同時にもうわけがわからなくて

泣きながら家に入り母親に言って警察に通報。

 

1時間後くらいに警察が来ました。

 

警察官は二人体制で来まして。

一人は男性、一人は女性。

 

女性の警察官の方が中心となって

あれこれ親身になって聞いてくれました。

この方の対応は本当に

すばらしかったのですが。

 

問題は男性の警察官。

加害者のことをあれこれ聞いてくるうちに

 

『触られた時、下着の外から触られましたか?それとも下着の中に手を入れて直接触られましたか?』

 

そんな質問をされたんです。

 

これ、『は?』ってなりませんか?

 

何でそんな質問するの?

それ聞いてどうするの???って。

 

それで加害者の刑が重くなったり軽くなったりするの?しないでしょ?

ただ単にあなたの興味本位でしょ?

 

わたし被害者なんですけど。なんでそんなデリカシーに欠ける質問ができるんですか炎

 

 

 

すごく許しがたい気持ちになりました。

何か辱しめを受けたような気分でした。

 

でも女性の警察官の方は

そのときものすごい鬼のような形相で

その男性の警察官のことを睨んでいたんです。

 

(あ・・おそらく上下関係があるから言葉では言えないもののちゃんと私の味方になってくれている。)

 

と、思いました。

でもよく言う性被害の二次被害ってこういうことですよね。

本人は何とも思わずに聞いてきて。被害者の傷が余計に広がっていくんですよ。未だに忘れられない。

 

ただ、のちに母親にこのことを言ったら

母親はこの質問に対して

何とも思わなかったみたいで。

仕事だから聞いたんじゃないの?って。

いや、違うでしょ(怒)

 

母親の時代の女性の扱いがひどかったから何とも思わないのか。

でも親がそういう感覚だと性被害に遭った子どもは救われない。と思った瞬間でもありました。

(なので母親には説教しておきました。←)

 

この被害のあとしばらくは後ろから誰かが走ってくる音がするとものすごく警戒するようになりました。(しばらく怖かったです)

 

 

つづいて中学3年生 秋

 

あ、なんかこんな感じで続きますよ(;^ω^)

しかもひたすら文字が続きますので

(あしからず・・)

 

 

中間テスト中だったかと思うんですけど。

テスト中って確か早く帰れるんですよねww

 

昼間の明るい時間でした。

勉強をしていなかったので一夜漬けじゃないけど、田んぼ道を歩きながら問題集を見て帰っていたんですよ。

 

そしたら突然後ろから何者かに

スカートをめくられてお尻を触られたんですね。

 

またしても何が起きたかわからず

パニックになっているとわたしの前をゆっくり

自転車が走りすぎていきまして。

 

自転車に乗ってきたオヤジに触られたと理解したわたくし。

 

その瞬間、もう許せない気持ちでいっぱいに

なって全速力で走って自転車を追いかけて

 

その自転車の男の背中を持っていた

問題集を丸めて力いっぱい

バンバン殴りました。

 

そしたら自転車の男が驚いてこちらを見るなり

スピードを上げて逃げて行ってしまいました。

 

「悔しい!!!!!」

 

するとちょうど同級生の家が目の前にあったのでそこのインターホンを押し

 

「○○くんの同級生の○○ですけど。今そこで痴漢にあったので

警察に通報してもらえませんか!!」

 

と○○くんのおばさんに

インターホン越しに通報依頼。

 

するとおばさんが慌てて出てきて。

(おばさんの方がパニック)

まずはわたしの安否確認をしてくれて。そのあと通報してくれました。

 

※スマホもケータイもない時代なので。こういう展開になります。

 

とりあえずわたしの家に

また後程警察が来ることになったか

わたしの親からも通報することに

なったのかは忘れちゃいましたが。

 

○○くんのおばさんは非常に慌ててしまって

『大丈夫?家にパンとかあるけどよかったら食べていく??』ってよくわかんない気遣いをしてくれました。(でもうれしかったです。おばさんありがとう)

家まで車で送ろうか?

などともいわれましたが。

ここから先は車通りもあるので歩いて帰れます。と断って帰りました。

 

このときは警察の対応も

そんなひどくなかったと思われ。

家に来た時の記憶や質問されたことについての記憶はほとんどありません。

でも前回と同じく男性と女性の警官の二人体制で来てくれました。

 

中学生のときはなんとも思わなかったけど

今となってはよくあんな通学路を一人で歩いて行ったなと(親も行かせたなと)思います。

時代もまだギリギリ平和だったのか。いや、痴漢に遭ってる時点で平和じゃないよね(;^ω^)

 

 

さて、ここからが

一番大変な事件になったもの。

 

 

高校3年生 秋

 

 

わたしは高校に電車通学していたのですが。

1回乗換があって、その乗換駅に行くまでの電車が満員電車でした。

ものすごいギュウギュウで前の人の背中以外見えないくらいの密度です。

 

そんなある日。

乗換駅まであとひと駅というときに

突然スカートに手を入れられ、

お尻を触られ始めました。

電車で痴漢に遭った初めての出来事だったので

最初は何が起きたかわからず

パニックでしたが。

 

”これは痴漢だ”と頭が理解したときにどうするべきか考えはじめ。

今ここで『痴漢です!』といったところでこのすし詰め状態で何もできない気がする。

それならば次の乗換駅で降りる瞬間に捕まえて警察に出すのがいいのではないか。

 

そう思って乗換駅まで痴漢行為を耐えました。すごく気持ち悪かったけど。捕まえることに集中したかったんです。

 

それで乗換駅について降りる瞬間に

痴漢の男の腕をつかんで「降りなさい!!!!」と言って電車から引きずり下ろしました。

 

そしたら、相手の男も高校生でした。

まずそこに衝撃が走ったのと同時に

 

「絶対に許さない!!こいつを社会的に抹殺してやる!!!」と思って

 

「この人痴漢です!!!」って叫びました。

何度も叫びました。

乗換駅なのでものすごい数の人が電車から降りてきます。たぶん数百人は降りています。

 

だけど総無視

 

女子高生が痴漢を捕まえて

必死に叫んでいるんですよ。

 

それがこんなにたくさんの人がいるのに全員で無視(見て見ぬふり)ですよ。

わたしは痴漢されたことよりもそのことがショックで。本当に心の底からショックで。

もう、こんな国にいたくないって絶望に近い気持ちで思いました。

 

でも、そんなことより

この男が逃げないように引きずりながら

どうやって駅員に連れ出すか・・ということに頭をシフトして

(男も逃げようと必死ですから)

自分の体重が当時けっこうありましたから

力を思い切りかけて

逃げられないようにする作戦などを

全体重をかけて相手を

掴みながら必死に練っていたら

 

「痴漢はだめだよ~」

 

と後ろからサラリーマンの男性二人が

わたしとその加害者の男に

声をかけてきました。

 

加害者の男は観念したようで、一人のサラリーマンが加害者の男に付き添い。

もう一人のサラリーマンはわたしに付き添って鉄道警察のところまで一緒に行ってくれました。

 

そのときにわたしに付き添ってくれた

サラリーマンの男性が

 

「これから警察でいろいろ

聞かれると思うけれど。

 

あなたは女性ということでもしかしたら不利な立場に遭わされるかもしれない。

 

でも負けないで!!!」

 

そう言ってくれたんです。

 

わたしは総無視されて

とてもショックだったけど

このサラリーマンの男性の

おかげでものすごく救われました。

(まだまだこの国も捨てたもんじゃない!!)

そう思いましたよ。ホントニ・・・。

 

それでその後警察であれこれ聞かれて。

わたしはかなり興奮状態で泣きながら、しかも興奮して鼻血まで出てきて

鼻血と涙でぐちゃぐちゃになりながら警察官に話をしたんですね。

 

でも、警察の方に言われたのが

わたしは大興奮で狂ったように

しゃべっていたのに

めちゃくちゃ淡々と冷静に説明していたらしく

『お父さん、警察の方ですか?』ってまで言われました(;^ω^)※警察じゃないです。念のため。

 

わたしそうなのかな・・・??

コンサートとかで鼻血が出るくらい興奮してるのに『楽しんでる?』ってたまに言われたりするのはそういうことなのか・・・。

 

 

あ、話を戻します。

それで警察の方に言われたんですけど

『できれば相手の腕に爪跡をつけるとかしてくれ』と。『満員電車はどうしても冤罪の可能性が・・・』と言われまして。

 

でも今回は相手が自白したのでとりあえず次回からそうしてくれと。まあ、なかなか難しい話ではありますが。

 

あと一応相手はどうなるのか聞いたんですね。ちゃんと処罰されるのか。

そしたら、相手の高校に連絡が行ったのでおそらく停学かもっと重い処分になるのではないかという話でした。

 

それを聞いて腹の虫が少し治まりましたが。

本っ当に許せないですよ。

痴漢した奴はえらい目に遭わせておかないと、こういうやつがいつまでも痴漢を繰り返すに決まっているんだからムキー

 

それで、わたしはその後

パトカーで送ってもらって登校。

(ホントは白と黒のやつに乗りたかったけど、覆面パトカーでした。ざんねん←おい!)

 

わたしの武勇伝を友達に話して。

みんなびっくりしてたけど。

「もし将来自分の息子が痴漢したらどうする?」

なんて話をし出す子もいて。

でも、ホント可能性はゼロではないからね。

あの痴漢した高校生の親はちゃんと息子を叱ったのだろうか。気になるところですが。。

 

わたしは痴漢被害にあったけど

たまたま理解のある女性の警察官や

サラリーマンの男性に救われたので

こうやってまだ普通に生活できていますけれども。

 

人によっては電車に乗れないとかトラウマになってそのまま学校に行けないとか。

はたまた二次被害でものすごく傷つけられてしまって苦しんでいるとか。

「たすけて」と声を上げても誰にも助けてもらえない人とか多く存在すると思います。

女性の性被害も問題ですが、男性の性被害はもっと深刻で。そういう部分も考えていかねばと思います。

 

 

だから伊藤詩織さんの活動は心から支持、支援したいと思いますし。

実際に被害に遭ってどんなことを思ったかとかそういうことを伝えることで少しでも何か意識を変えられないかと記事にしてみました。

 

 

でも、ホントわたしはあのサラリーマン男性の言葉のおかげで救われているので。

 

 

ああいう人が一人いたというのを思い出す

だけで今でも希望が湧いてきます。

 

 

あと、書いてたら結構しんどくなってきました(^o^;)相当時間は経っていても傷はまだまだ残っているのだなと改めて実感。。。。

 

 

 次からは通常運転というか

普通にヲタ記事になります。←

 

 

では~