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エリンギのブログ

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3ヶ月間受けたアートの授業は、凄く面白かった。
先生のジュリアは少し怖かったけど、英語が満足に話せなくて、ジュリアのアドバイスもなかなか理解出来ない私をいつも励ましてくれた。

授業では、粘度や版画、時にはミュージアムに行って、
デッサンすることもあった。
British Museumでデッサンしてた時は、描いてる後ろに人が集まってくるから、
少し恥ずかしかった…。旗から見たら、完全にロンドンの美大生だ…。そんなに上手くないから見ないデー><
と思ってたけど、駆け寄って来た中東系の小さな女の子が、私の絵を覗き込んで来て
「Wha~o…Good drawing…!」と言って話しかけてきてくれたのが、
嬉しかった。子供だから英語も分かりやすくて、そこから少し会話をした。
まつ毛が長くて、まんまるの真っ黒い大きな目をした、その女こ子は、めっちゃ可愛かった!!
子供が苦手だったはずなのに、こっちきて、子供に笑顔を向ける自分がいて、ビックリした…。
ナショナルミュージアムでは、恐竜のスケルトンのデッサンをした。
そして初めて2mくらいのデッサンを描いた。
大きい絵を描くのって、こんなに楽しかったんだ…。

最後のアートの授業は、ハイドパークでのデッサンだった。
好きな風景を見つけてデッサンをした。
私は、大きな大地に一本ある木を見つけて、青空が広がる中、半年間を振り返りながら芝生に腰掛け、静かにデッサンしていた。

そこに、先生のジュリアがやってきた。

「明日で終了よね?」そう話かけてきたジュリア。

「はい…。来週帰国します…。
 帰りたくないです。出来れば、ずっとここにいいたい…。でも、アートの授業は凄く楽しかったです。」

そういうと、ジュリアは
「最初あなたは、とても声が小さかったし、少ししか話せなかったけど、今は随分変わったわ。覚えてる?恐竜のデッサンは凄く良かったわ。あれは取っておきなさい。あなたは、生き物を描くのに向いているわ。日本に帰っても、絵は描き続けてね…。あなたは、蕾だったのに、今は大きく咲いたのよ。」
と青空をバックに両手を広げて、そう語るジュリアの姿が目に焼き付いた。

日本にいる時、パソコンばかり頼っていた日々を送って、絵を描くことからすっかり遠ざかっていた。でも、もう一度アナログなモノ作りがしたかったから、このコースを受けにロンドンまでやってきた。

仕事から離れて、ロンドンに来て、ゼロになった私は初めて大きく深呼吸できているような気がしていた。ずっと、色んなものが溜まっていた。
少し立ち止まりたかったし、時間が欲しかった。

でも、この留学をして、考え方も少し変わったし、もっと楽に物事考えられるようになった。張りつめていたものが、少し溶けた。

うん、やっぱり何かを作ることは大好きだ。