昨年の7月に、もう長くないと言われた。
あと数か月。
延命治療をやめようと話していたのに、
いざとなると、中心静脈栄養おねがいします、と義兄弟。
夏がすぎ、秋が来て、とうとう冬に。
そして春がきて、また夏が来た。
重いこころとからだを、引きずって。
3,4週間に一度通う。
通い慣れすぎて、疲労感半端ない。
もちろん会える喜びもあるが、
会うたびに衰えていく姿を見るのが、
とても辛い。
もう同じように介護している友人たちは、すでに終了して
いる。
終わった人がうらやましい。
先が見えない生活をいつまで送っていかなくては、ならないのか。
お金も時間も、かかるよなあ。
遺産も貰えない身では、厳しさだけが残る。
なんでこんな不公平な相続を、母は考えたのだろう。
今になって、わたしにあやまっているけど、もう遅いなあ。
もらえる人は、
私のことは考えていないようだ。
私は、あの家の娘なんだけど。
