こんにちは
すいな整体師の河村陽子です。
新年の挨拶で訪れた親戚の家で
こんな話を聞きました。
私の実家の近くに
割と大きな人工物があるのですが
そこは、めっちゃ「自然」「ザ☆自然」
な遊び場だったところを
木を切り、土砂を運び、コンクリートを積み重ねてできたもの
だというのを
なんと私、生まれて初めて聞きました。
なんとなく昔の写真を見て
ああ、あそこなのか…などと思ってはいました。
でも、
その親戚にとっては（私より20歳くらい上）
その自然の遊び場で四季折々さまざまな遊びをしたり
そこから眺める雄大な自然を楽しんで育ったので
「その景色（元の自然のままの）が原風景」
だったそうなのです。
それは同世代の人にとっても同じみたいで
人工物に変わってしまったのが残念で仕方なく
「みんなそう言ってる！！！」
と力説されました。
私にとってはそんなこと寝耳に水みたいに突然のことで
50年生きてて初めて聞いたことで
「え？そうなの？（キョトン）」でした。
で
むしろ、その人工物（駐車場です）こそ原風景。
昨年亡くなったおじさんが撮ってくれた赤ちゃんの私がめっちゃ笑顔の写真の場所だし
大好きだった犬の散歩で毎日通った場所だったし
夏休みのラジオ体操会場だった。
そのラジオ体操。
友達のパパさんたちが交代でみてくれて
ラジオ体操後に、
こども用ボールとかプラスチックバットで野球（もどき）をしてくれたんですよね。
そのおかげで野球のルールを覚えたし
何より、自営業で親に遊んでもらえない私（たち）が
大人にかまってもらえて、
ちょっと怖い上級生たちとも遊べたという
私の中で、けっこうな割合を占める思い出なの。
観光地なので
その「友達のパパたち」も自営業だから
ある程度時間に融通がきいたのだろう。
だから
私も自然のもの大好きで、自然破壊反対！って言っちゃうけど
その「人工物」が原風景のひとつだ。
なくなったり、かたちが変わったらとても寂しいもの。
そんなことがあったお正月だった。
ちょこっとだけ話は変わるけど
大晦日の紅白で
あのさんというアーティストが
「EVERYBODY SHOULD BE ACCEPTED」
と書かれた衣装を着てました。
なんか
色モノというか、「キャラ作り大変ね」
なんてコメントされてますけども
私は彼女の深いメッセージにおこがましくも共感しています。
「普変」という曲をテレビで聞いた時
隠れて泣いた。
なんか、後出しみたいになっちゃうかもだけど
私は
あのさんのメッセージみたいな世界を作りたいと思ってるんだよね。
ずっと
自分が変わり者扱いされて
「開く」とdisられていたっていう経験があるので
どんな人でも尊重されて
多少の揉めごとはあっても
それぞれのあり方やそれぞれの個性が受け入れられる
そしてそこでは、どんな人でも安心して
あったかい気持ちで過ごせる
そんな、ひだまりの庭みたいな場所をつくりたいなー
と思ってるのです。
その一環として
「sunny garden」
というサロンをやっている。
だから、今回のあのさんの衣装に
感銘を受けました。
原風景は
人それぞれ。
誰の原風景も、否定されてはならない。
ジャッジされてはならない。
心の中で、大事に大事にしていいものだ。
そんなことを思ったお正月でした。
今年もよろしくお願いします。
読んでいただき感謝いたします✨✨