世界のどこかで
今この瞬間に
私と全く同じ思いで
全く同じ動きをして
シンクロしている人がいる
のではないか![]()
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というような妄想を
子供の頃
1人でよくしていました![]()
他にも不思議に思う事は
沢山ありました
小さなアリの世界も
実は人間と同じように
色んなドラマがあるんじゃないか
好きとか嫌いとか
学校行きたく無いとか
感情もちゃんとあって
何気なく人間に潰されてしまったら
家族が悲しんで
お葬式をあげたりしているかもしれない
人間が
ちっぽけだな
とアリを眺めるように
人間のことを
ちっぽけだなと思って
眺めている存在もあるんじゃないか
だって地球は宇宙にあるけど
その宇宙はどこにあるのか分からない
アリが人間世界の全容を
知らないように
私達人間がちっぽけな存在なら
その宇宙の全容を
知る由もないのだから
私達が
大事だとか大変だとか言って
一生懸命生きているこの世界も
何の前触れもなく
一瞬で消える可能性だって
あるかもしれない
などと
誰に話すでもなく
ただただ
解けない謎の世界を
1人で不思議に感じていました
大きくなり
そんな事を考える事も
無くなっていたけど
最近ふと
久し振りに妄想が出たのです![]()
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友人のお母様が嫁入りする時
両親が誂えてくれた
という着物を
ひょんな事から
私がいただく事になったのです
古いけど
一度も袖を通していない
上質で素敵な着物たち![]()
その友人とも
実は何度か会った事あるだけで
特別に深い仲でもなく
たまたまポッと出逢った私に
そのお母様が
大切な着物を譲ってくれるという
奇跡のような巡り合わせ
半世紀前
この着物が仕立てられた頃
私はここではない
遠く遠くの地で生まれたのですが
ちょうど1歳になるか
ならないかの頃に
両親が旅行でこの地に訪れた事がある
という事を思い出しました
小さな小さな私も
一緒に写真に写っています
全く縁もゆかりもない
と思っていたこの土地で
私はもしかしたら
この着物と出逢っていたかも?
着物ではなくとも
結婚したばかりの
友人のお母様やその両親と
すれ違っていたかもしれない
母親に抱かれた
他人の赤ちゃんに
にっこり微笑み掛けただけ
というシチュエーションがあっても
お互いの記憶には残らない
だけどもしかしたら
既に出逢っていたかもしれない…
などと思うと
半世紀という歳月をかけて
何の接点もなく
全く別の人生を歩みながら
巡り巡って
出逢うべくしての
再会なのかもしれない…![]()
そんなのあり得ない
と思えばそうなんだけど
最近は逆に
この世界ならばあり得る![]()
という確信みたいな気持ちになり
1人興奮していました![]()
妄想だけど
妄想とも限らない
人間なんかの
ちっぽけな視点では
知る由もないんだから![]()
勝手に世界は凄いな![]()
と感動しています
妄想万歳![]()
ありがとうございました