先日

職場を退職した子がいます

30歳妻子あり

中途で採用されてきたものの

3か月で退職


この組織が肌に合わない人には

懸命な判断だったと思います


退職が決まってから

実際に退職するまでの約1か月

私と同じ事務所に籍を置くことになり

間近で彼と接する事になりましたが

色んな意味で

学ぶ事が多かったように思います






私が長年勤めているこの組織は

一般社会の常識とは違う価値観がある

という事を大前提としておきます


ある程度の社会経験があり

中途で入ってきた場合

相当な違和感があることは

間違いないと個人的には思います


そこで働いていく

という決定をしたならば

従わねばならない事を

ことごとく無視していく彼に

周りは怒りを抑えきれない様子でした


皆の怒りもよーく分かる

組織の一員として

気持ちは凄くよく分かるのだけれど…

どうしても違和感のような気持ちが

拭いきれずにいました


それは

片側からの視点でしかない

と思ったからです


確かにこの組織のやり方に

そぐわない彼は

厄介者であり

困ったちゃんであり

迷惑をかけている存在かもしれません


でもそれって単に

自分達の言う事を聞かないムキー

って事に腹を立てているだけで

なんとも幼稚な怒り

のようにも見えるのです





本当にあなたが正しいのですか?

相手の事情は?

相手がそうなる背景は?


両面から見ると

単にお互いに寄り添っていないだけ

ただのすれ違い

のように感じてきました


相手が悪

と思う時は片面しか見えていない

もうちょっと

お互いに相手に寄り添って

考える事が出来たらな

それだけの事なのにな…と





でも

それが出来ずに

自分の心情を軸に言動した彼は

周りからも同じような

対応を受ける事になって


立場上

口だけ物分かりの良い

優しく理解ある上司を演じた人も

結局は同じように

彼の上辺だけの言動に振り回され

自分の中の怒りに飲まれ


発したものが

見事に巡る様を目の前で

見せていただきました


私自身も担当として

必要な手続きの書類の件で

随分と振り回されましたが

軸を

『自分の心情』ではなく

『必要な行動』に的を絞っていたら

余計な仕事は増えたものの

やるべき事をやるだけなので

自分でも驚くほど

怒りなどを感じる事もなく


むしろ

次はどんな『どんでん返し』

的な期待はずれな現実が来るのか⁈

未知の世界が楽しみである程

余裕を持って

世界を楽しむ事が出来ました


私を含め

彼は皆にも沢山の学びを授け

彼は彼で何かを学んだかもしれませんし

それぞれの想いは

それぞれの身を持って体感し


無事に

七夕の日に去って行かれました車ダッシュ






世界の分岐線を

まざまざと見せられたようで

大きな気付きや学びをいただいたなぁ

と思います


目の前の現実に全て

必要な学びがある

と思えるか思えないかは

大きな違いになってくると思いました






ありがとうこざいましたおねがい