先日、名古屋のドイツレストラン「ツァ・ディーレ」さんで歌った曲の中に
今日のタイトルの曲がありました。
二人の心はワルツに乗せてという題名です。
ウィーン歌曲で有名なシュトルツの代表作のひとつですが、
この曲の一番好きなところを日本語でご紹介しますね。
『4分の1の春、4分の1のワイン、そして4分の1の愛』これがワルツの要素となるのです。
なかなかウィーン人らしい発想です。
春はヨーロッパ、とくに寒い地方の人々にとっては、待ちきれないほどのもので、
ウィーン歌曲だけでなく、シューベルトやシューマン、他の多くの作曲家が春の曲を残しています。
そしてその多くは、日本の春と違い、急激にやってくる、突然やってくる、そんな曲想になっています。
ウィーンの人にとって、恋や愛も、急に訪れるひとめぼれなんでしょうか。
ワインは、人生にかかせないものですね。
これがないと何も始まらない。
人生の彩りをそえるものです。
そんな、歌詞をワルツのリズムに乗せて歌うのは、本当に楽しかった!
もう一つ好きな歌詞「愛はSekt(シャンパン)より泡立つ」です。
ワクワクする感じがします。ここも歌っている時に楽しいのです。
ウィーン歌曲に使われているドイツ語は、ウィーン訛りでない限り
簡単な、よくわかる単語が多いので、
「ドイツ語イコール難しい」と思わなくてよいのがメリットです。
出てくる単語の多くは、
愛・恋・ワイン・春・友人・ふるさと・思い出・街並み・夕暮れ・シュテファン寺院・
カーレンベルク・子供たち・プラター・レストラン・食事などなど
まるでウィーンを観光しているごとく、その内容を楽しむことができます。
どうぞ、一度聞いてみてください。
そして、気に入ったら歌ってみてください。
写真はフリーダーの花。
「ウィーンの春」で最初に思い浮かぶのは、この紫色です。