ウィーン歌曲の代表と言えば

 

「ウィーン我が夢の街」ですね。

 

ルドルフ・ジーツィンスキー(Rudolf Sieczyński)作曲です。

 

1番はよくよく歌います。そして歌われます。

 

日本語でも、あらかはひろしさんの訳で、ソロや合唱などでも歌われていますので、

 

ご存じの方も多いと思います。

 

♪喜びも悲しみも みんなこのまちに~のあの曲です。

 

1番は全体的に「ウィーン良いとこ一度はおいで」という感じの楽しい歌になっています。

 

ところで、この曲の3番はご存知でしょうか?

 

いつの日か、この大好きな街に別れを告げる日がくる

 

かわいいあの娘や、金色に輝くワインにも。

 

自分の足を使わずに、空の上にいる

 

シュテファン寺院に空から挨拶しよう

 

そんな内容です。

 

1番の楽しい雰囲気とは、ちょっと違って、

 

人生の終わりに大好きなこの街のすべてに別れを告げなければならないという詩です。

 

この歌を、微笑みながら歌えるのがウィーン人の生き方なのです。

 

それについては、また別の機会に詳しく。

 

写真は私にウィーン歌曲を教えてくださったツェー先生。

 

その人生のほとんどをウィーン国立歌劇場ですごされた方です。