村上ファンドで一時代を築いた村上世彰さんの『最初で最後の』告白本です。

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すっかり好々爺といった風情で、街で会っても分かりませんね。

内容はといいますと、コーポレートガバナンスの浸透と徹底による企業価値の増大を訴え、企業価値の増大→投資家への還元→投資家による成長のために資金を必要とする企業への新たな投資、という資金循環を起こすことによる経済成長を一貫して唱えています。

日本経済の発展を願うという村上氏の志の高さ、投資家としての矜持をひしひしと感じるとともに、株式に投資することの意味を改めて考えることができました。

投資家はもちろん、上場企業の経営者やIR担当者も必読の書だと思います。