2022年8月10日 バランスだなぁ |  頸髄4〜6完全損傷、でも自分自身を諦めない!

 頸髄4〜6完全損傷、でも自分自身を諦めない!

脊髄損傷だからって、他人に治らないと言われて納得できる?

 今日の訓練はKさんMさんが来てくれました。ありがとうございます。
下半身の感覚がなんとなくイマイチ。
引き締まってないって感じかなぁ。
歩行器で立ってみても、全体を通して腰がふわふわしていて不安定で、ずれやすかった。
それもあって側屈は、かなりやりにくかった。

ただお腹周りに入る力はいつも通り強くて、それは良かったぞ。
それと腕も使った前屈(歩行器壁立前屈腕も使って)は、ちょっと気になる感覚があった。
歩行器を低くしてもらったら、少しだけ低過ぎるような感じがした。
再調整しても良いのだけど、ふと思った。
これでやってみたいなー、って。
そんな時は素直に従う。

でやってみる。
すると前傾した瞬間に、これはアカンやつやー!と、神経がざわつく。
だからといって動きを止めるわけでもなく、だったら実力チェックだ。
腕を信じていつも通り動かす。
すると、ちゃんと起き上がれた。

あれ?

ちょっとびっくりしながらも次の動作に入る。
1回目の些細なバランスの悪さをフォローするように、動きに集中。

んー、やっぱりできるじゃん。

少し気持ちに余裕ができてくると、セットの後半で新たに感じた。
腰の上辺りに少し力の入る感覚を。
この動きは完全に腕だけで起き上がるのが狙い。
なので背中の状態は監視していても、力を入れようと意識する事は一切無い。

なのにこの感覚は…腕が100%の仕事をして、それでほんのわずかに足りない部分を体が勝手に補っているパターンか?
なんとなくそんな気がした。

腕を伸ばしきって起き上がった姿勢は、横から見て前後にどれぐらいの角度なのだろう?
だけどまだ歩行器は下げられるから、完全に腕を伸ばし切った状態でも、上半身が前傾にはなっていない。
久しぶりに横から見た動きを撮影してみようかなぁ。


後半は左の腕肩を。
まずは手首の橈屈尺屈(寝て右向きで左手首の橈屈尺屈台車を使って)から。
これはどちらの動きも、これまでよりも強く力が入った。
筋肉を動かそうと頑張るのではなく、動くために必要な筋肉に力を入れる意識を強くする。
以前やっていた時とは違い、今はそのやり方。
それでちゃんと動かせるし、力の入る感覚はやる度に強くなっているのを感じる。

この回復パターンは、筋力よりも神経が先に回復している時にある。
手首だし、今年の目標の1つだし、とにかく神経が回復してきているのはありがたい。
しっかりとした筋肉があったとしても、それを動かすための神経が回復していなければ、どんなに頑張っても動かないから。

もう少し追い込みを強くした方が良さそうだな。
仮の頭打ちが来るまでは。
あと背屈掌屈もやらないと。
やはり訓練時間を増やすしかないか。


最後に以前もやったことのある、寝て右向きで左腕を斜め上で上げ下げ(脚立))を試した。
ずいぶんと前の事だから、セッティングは多少違っているかな?
でもまぁ狙いは同じだし。

 

 

相変わらず左腕は、肩を正面よりも上で動かすのが苦手。
だけどいろいろな姿勢で腕を動かしてみて、三角筋がかなり弱いのかと言えば、そうでもないようにも思える。

そうなると、その反対側か?
基本的に筋肉は対になっているから、動かす側と支える側がある。
まぁ単純に。
動かす側が強くても、支える側が弱ければ不安定。
もちろんその逆で、支える側ががっちり強くても、動かす側が弱ければ動かない。

なんかその辺のバランスの悪さかなぁ?
もともと麻痺の度合いがマシな左半身。
なので回復も左半身の方が早かった。
今ほど体の回復方法を理解していなくて、今ほど思うように動くわけでもない時期は、何かをするためにかなり無理強いをしてきた。

その負の遺産。
麻痺を回復させる上で厄介な状態の1つ。
偏った回復状態。
使える部分は神経や筋力が回復していくけど、使っていない部分は更に悪くなる。

もし自分のようにバランスの良い怪我をする前の体を追求するなら、怪我をして1年か遅くても2年目にはリセットしないと、遺産の処理が大変になる。
まさに左肩がそう。

常に探求するのは面白い。
だけど孤独に突き進むのは、ちょっとしんどいなと思う時もあったり…。
それは気にしすぎないようにしよう…。



体温は36.6度
排便は6つ
血圧は91/63

 

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