さて、高校生になって、裏目に出始めるのだが、
当時、Mr.マリックが人気で、「木曜スペシャル」でよく特番が組まれていた。
そのマリック氏が、なにかの雑誌で、手相について語っていて、
「手のひらに<M>の字が出来ていて、運命線と感情線の支線から成る<神秘十字>のある人は、
目に見えないものを見る力がある」
そうで、
自分の手相と同じだったので、ちょっと喜んだのを覚えている。
今は、もう、手相とか超能力とか、さっぱり興味がなくなってしまったのだが。
そんな、神秘的なものに少し心ひかれていたりもした高校生のころ。
まず、高校の入学式に出れなかった。
春休み中に原因不明の高熱が出て、それが10日ほど続き、とうとう入学式に間に合わなかった。
なんとなく、乗り遅れた感じがして、
で、そのまま乗り切れず、2年生の終わりぐらいまで過ごした。
まず、学校の雰囲気にぜんぜん馴染めなかった。
特に進学校などに入ったわけではなく、
中学校を卒業したら、大多数の人がそこに入る、
中学校の斜め向かいにある地元の公立高校の普通科に入った。
中学生時代に勉強の出来た人の中の一部は他県や隣の町の
高校の進学コースへすすみ、やんちゃしすぎて全く勉強できなかったり、
学校に行ってなかった人以外が、全員そのまま上がってくるような高校である。
中学校のクラスから「ピン」と「キリ」の人がいなくなった状態で、
近隣の中学からも合流して、シャッフルしたような、
クラスの編成になっていた。
顔見知りばっかりだけど、今までとちょっと違う、という感じ。
高校ということもあって、卒業後は就職する人も多いため、
「社会人になる前の基本」みたいなことを、入学当初に叩き込む、
みたいな方針だった。
体育会系で強いクラブがあり、「どうせやるなら勝とうじゃないか」
というスローガンがあって、体育会系のノリが強く支配している学校だった。
「ピン」と「キリ」の人がいなくなった、多数派の人たちだけで
構成されている集団…は、なんだか滑り出しから、居心地が悪かった。
顔見知りばっかりだけど、今までとちょっと違う、というのは、
人見知りしてしまうタイプの人には、楽そうにみえて、
やりにくかった。今まで中のよかった人も1人2人、同じクラスにいたりはするが、
その人たちはわりと早く高校生活に適応しているように見えた。
学校の雰囲気に馴染めてないのは自分だけなのだろうか、という思いから、
なんだかみんなが遠くに行ってしまった感じがして、
どんな顔していままでの知り合いの人と接すればいいのかわからなくなった。
結果、高校3年の途中ぐらいまで、基本的に学校では無口で、ごく限られた人と
しか普通に話すことさえできない、なんとも暗い学校生活をおくった。
ただ、まわりを見渡すと、中学のとき元気だったけど、高校に入ってから
しょんぼり、という人が何人かいた。「お仲間なのかな?」と思いつつ、
お互いに周りの人すべてに警戒している状態だったので、そういう人同士
で仲良くなる、ということもなかった。
ここから、
自分の持っている特性の裏目のほうが出続けるようになった。
当時、Mr.マリックが人気で、「木曜スペシャル」でよく特番が組まれていた。
そのマリック氏が、なにかの雑誌で、手相について語っていて、
「手のひらに<M>の字が出来ていて、運命線と感情線の支線から成る<神秘十字>のある人は、
目に見えないものを見る力がある」
そうで、
自分の手相と同じだったので、ちょっと喜んだのを覚えている。
今は、もう、手相とか超能力とか、さっぱり興味がなくなってしまったのだが。
そんな、神秘的なものに少し心ひかれていたりもした高校生のころ。
まず、高校の入学式に出れなかった。
春休み中に原因不明の高熱が出て、それが10日ほど続き、とうとう入学式に間に合わなかった。
なんとなく、乗り遅れた感じがして、
で、そのまま乗り切れず、2年生の終わりぐらいまで過ごした。
まず、学校の雰囲気にぜんぜん馴染めなかった。
特に進学校などに入ったわけではなく、
中学校を卒業したら、大多数の人がそこに入る、
中学校の斜め向かいにある地元の公立高校の普通科に入った。
中学生時代に勉強の出来た人の中の一部は他県や隣の町の
高校の進学コースへすすみ、やんちゃしすぎて全く勉強できなかったり、
学校に行ってなかった人以外が、全員そのまま上がってくるような高校である。
中学校のクラスから「ピン」と「キリ」の人がいなくなった状態で、
近隣の中学からも合流して、シャッフルしたような、
クラスの編成になっていた。
顔見知りばっかりだけど、今までとちょっと違う、という感じ。
高校ということもあって、卒業後は就職する人も多いため、
「社会人になる前の基本」みたいなことを、入学当初に叩き込む、
みたいな方針だった。
体育会系で強いクラブがあり、「どうせやるなら勝とうじゃないか」
というスローガンがあって、体育会系のノリが強く支配している学校だった。
「ピン」と「キリ」の人がいなくなった、多数派の人たちだけで
構成されている集団…は、なんだか滑り出しから、居心地が悪かった。
顔見知りばっかりだけど、今までとちょっと違う、というのは、
人見知りしてしまうタイプの人には、楽そうにみえて、
やりにくかった。今まで中のよかった人も1人2人、同じクラスにいたりはするが、
その人たちはわりと早く高校生活に適応しているように見えた。
学校の雰囲気に馴染めてないのは自分だけなのだろうか、という思いから、
なんだかみんなが遠くに行ってしまった感じがして、
どんな顔していままでの知り合いの人と接すればいいのかわからなくなった。
結果、高校3年の途中ぐらいまで、基本的に学校では無口で、ごく限られた人と
しか普通に話すことさえできない、なんとも暗い学校生活をおくった。
ただ、まわりを見渡すと、中学のとき元気だったけど、高校に入ってから
しょんぼり、という人が何人かいた。「お仲間なのかな?」と思いつつ、
お互いに周りの人すべてに警戒している状態だったので、そういう人同士
で仲良くなる、ということもなかった。
ここから、
自分の持っている特性の裏目のほうが出続けるようになった。