人間いつ何時、どんなきっかけが待っているかわからない。

去年の今頃・・・今の私は本当に想像が出来なかった。

まさか、ヴァイオリンを片手に取り、音大受験を目指すために

会社をセミリタイヤしようとするなどと。
(今月末を持って退職しますが社外アドバイザーとしては残ります。)

昨年に部下から金色のコルダをあるきっかけで紹介されて

知った所、ヴァイオリンの素晴らしさに嵌り、始めることに。

きっと、何処かでもっともっと自分が求められる究極の何かを

気付いていない自分が求めていたのかもしれないのですが

正にそのパラドックスの箱が開いた瞬間だったのかもしれません。

ま、この年で音大?!とか言われるのは承知の沙汰ですが

誰も難しいと思ってやってこなかったことだと思うので敢えて未知なる世界に

どーーーーーんっと、ぶつかって見るのもいいなと思ってね。^^

金色のコルダを知らなかったら、未だもう少しサラリーマン続けてきたと思いますが

知りることになり本当に良かったと思っています。^^

その中で、室屋光一郎さんというヴァイオリニストと岡田将さんというピアニスト

の影響が本当にものすごかった。

今までも、クラッシックは聴いてきて好きだったし、弊社の音楽も葉加瀬太郎さんに

作って頂き、良い曲だ~♪゛と思っていたのですが、一度、持ち味の音の良さを知ると

弾き手によってこんなに違うという事を教えられ、それまで葉加瀬さんの曲は素敵だなと思っていたのですが、自分の好きな音色ではないということにも気づいてしまい、びっくりしました。
(※誤解されたくないので書きますが、葉加瀬さんはもちろん素晴らしいのですが、私が好む音とは違うというだけです)

室屋さんを知ってヴァイオリンの音色に洗練された官能的なものを感じ、岡田さんのピアノを知って身体の奥底から湧き出てくる不思議な感覚を経験しました。

岡田さんのラ・カンパネッラをコンサートホールの一番前の列で聴いた時、間近で聴いた音が体に振動で伝わり、それとは別に何かを感じたようで何故か涙が溢れ出てきてどうしてよいかわからない状態になってしまいました。


その後、室屋さんと一緒にコンサートに出ていた真部裕さんの爽快感、疾走感のある洗練された音色を知り、たった数カ月で周りに存在していた音ががらりと変わって行きました。

こんな人生もいいものだと、楽しんでいる今日この頃です。

そんなわけで、再来年春の音大受験に向けて頑張りますっ♪゛