03 九月の雨 | ハネブロ ハネムーンオフィシャルブログ Powered by Ameba

03 九月の雨

 大得意な類の曲です。イメージとしてはURCレコードから出たコンピに入ってた名も無いバンドの一曲、みたいな。訳わかりませんね。岡林信康さんが歌ったらどうなるんだろう。多分即買いしてる。

 PET ROCKと同じく、イントロと2A前で使ってるリフに引っ張られてできていきました。アルバム中唯一LRともレスポールが鳴っています。ドッシリした感じが出したかったので。m7-5コードが頻繁に使われてますが、それも一役買ってると思います。他にも分数コードがたくさん使われてるので、結構ややこしいですね。タイトルはエレカシの「四月の風」をもじってみました。なので、Bメロの裏では石くん的フレーズも聞こえたりして…。

 サビで(人によってサビと捉われる箇所が違う微妙な曲ですが)リズムをどうしても変化させたくて、リハで試行錯誤したのをよく覚えてます。結果的には、ブレイク挟んだ後に僕の歌いまわしで無理やり変えるという今の形に。ここ気持ち良い。自分しだいですからね。楽器やってる方はコピーすることをお勧めしたい。ただ、ブレスのタイミングが難しいのと、意外にキーが高いという難所もあり。未だに練習中。

 歌詞は、おそらく耳で聞いただけではなんのこっちゃだと思うので、歌詞カード読んで欲しいです。言葉遊びを沢山やってみたので。モチーフになってる「雨」ですけど、僕はこの世の中で雨が一番嫌いなんです。本当に、ちょっと曇ってるだけでイライライライラしてくる。傘持って出かけたら、屋内にいる間に止みやがる。傘って本当、使ってない時邪魔ですよね。ケータイとかよりも傘を早く進化させて欲しい。

 この曲は歌詞が好評で、本当に嬉しいです。特に最後の二行は、あと10年くらいしたら自分に響くんじゃないかなと思って書きました。「重ねる想いに~」の一行も、こんなにさらけ出して書けたことがとても嬉しかった。

 恥ずかしい話、聴いてて自分でも泣ける曲です。たくさん聴いて欲しい。