平成28年事例Ⅲ②新事業をススメる以上、失敗させないこと | 「中小企業診断士試験はシンプルにやっつけよう!」~貴方を合格に押し上げる経士会メソッドをお伝えする中小企業診断士handys97~

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東京・大阪・名古屋で受験生を支援してきた経士会(大阪)の講師(平成26年中小企業診断士試験合格者)が、合格のコツや情報をお知らせするブログです。

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経士会(大阪)の合格メソッドをお伝えする

 「あなたを合格に押し上げたい中小企業診断士」の

handys97です。 

一昨日、某法律系の試験を受けてきました。

そもそも、handys97は法律系の資格を目指していて、その試験から発表までの隙間時間を埋めるために診断士試験にチャレンジしていたのです。

ただ、診断士試験合格後のあまりの楽しさに、ここ2年受験すらしていないという体たらくだったので、ちょっと心を入れ替えて、その腕試しでした。

ということが、最近サボり気味の理由だったりします。

「まぁ、ギリギリなんとかなったかなぁ?」というのが感想ですが、handys97はヘタレなので、具体的なことは受かってからコメントしたいと思います。

久しぶりにみなさんと同じ受験生になって数時間緊張感のある時間を過ごしてきました。
(たまには良いもんです)

さて、今回は、平成28年事例Ⅲの第4問「これから進んでいく事業の提案」です。

事例Ⅲは、「運営上の弱点を整えて、整えた弱点と強みを活かして、次の事業に進む事例」ですので、この問題は、事例のまとめの問題です。

従来から、こういった事業選択の問題は、どちらを選んでも、理屈付けがキチンできていれば「0」点にはなりませんが、本筋でない方を選ぶとやっぱり理屈付けに苦労するようですね。

handys97は、「カット野菜を選択しました。」

字数があれば、「短期的には『カット野菜』を提案し、長期的には『野菜ソース』を視野に入れる」なんて行きたいところですが、字数制限がある限りどちらかを選択した方が、理由、対応策がキチッと入ります。

どちらを優先するかといえば、
①需要がはっきり示されているもの、
②従来のノウハウを活かせるもの、
③中小企業への事例Ⅲまでの提案は「お金のかからないもの」。

と考えると、「カット野菜」の方が、B社にとって安全運転です。

反面、「ソース・乾燥野菜事業」は、既存ノウハウがないのが痛いです。

需要もはっきり書いていないし、設備投資も必要。
現在、通年操業できていないので、空いた時期を活用するという観点もありますが、その間、「野菜を切っていた従業員にソースを作らせる?」

大きなリスクを背負う割に、不透明な部分が多く、とても大切なクライアントさんにお勧めする勇気はありません。

やはり、中小企業は失敗できませんので。

ということで、handys97は、さっさと「カット野菜事業」決めたのですが、必要な対応策は今まで2、3問で論じてきたことに加えて、「通年操業」!

新鮮な野菜を取り扱う必要があります。

ところで、C社は通年操業できないのでしょうか?それともしないだけなのでしょうか?

与件文の「市場規格品の使用や他産地からの仕入れによって工場操業期間は長くなった」という記述から、「通年操業は市場規格品・他産地からの仕入れにより可能になるが、コストアップの観点からしていない」と判断しました。

といったところから、第3問の答案を
「一般消費者向けカット野菜パック事業を提案する。理由は、①需要増加が見込まれていること②従来の加工ノウハウを活かせること③設備投資不要で固定費増加を防げること、である。対応策は、①効果的な生産管理の組織的実施②作業のルール化、マニュアル化、標準化、全社的研修や小集団活動により作業の効率化し短納期の実現、③通年操業の実施である。」(159字)としてみました。