『テレビ局:国会議員>地方局>在京キー局』ってこと。
 
 
◆池田信夫のサイバーリバタリアン 第110回
アナログ放送終了まで500日 追い込まれた地デジ
2010/3/24 ascii.jp
 
地デジの周波数を削減して携帯に割り当てよ
 
 衛星によるデジタル化は、技術的に合理的であるがゆえに、政治的には不可能である。衛星で全国をカバーすれば、在京キー局の番組を垂れ流して「電波料」をもらっている地方民放局のビジネスが成り立たなくなるからだ。民放連に加盟している127社のうち、100社以上が地方局だから、彼らの意見は圧倒的に強い。売り上げでは東名阪の20局で7割以上を占めるのだが、国連で小国の意見が通りやすいのと同じだ。
(記事の一部)
 
 
◆『電波の私物化を許すべからず』 2010/7/24 
videonews.com ニュース専門ネット局 ビデオニュース・ドットコム
池田信夫氏
マル激トーク・オン・ディマンド 第484回
動画あり
 
より高画質で効率の高い放送のデジタル化は時代の要請だとしても、日本のような国土の狭い国では、それを衛星デジタル方式で行うほうが遥かにコストも安く、難視聴地域対策にも有効。合理的なはずだった。
 
しかし、衛星デジタル方式では、地方放送局の存在が困難になる。
 
地方局の大半はキー局の番組を再送信しその分の電波料をキー局から受け取ることで経営が成り立っているからだ。
 
また、地方局は免許取得の際に政治家の口利きが不可欠なことから、ほぼ例外なく、バックに有力な政治家がついていて、それを潰すような選択肢は、特に当時の自民党政権下では不可能だった。
 
そこでわざわざ、効率も悪く何十倍ものコストがかかる地上波デジタル方式を2001年から導入したのだ。
(記事の一部)