卒業式前日。
今日は夕方にポストを開けたら、夫と私宛の手紙が入っていました。
裏をひっくり返すと、なぬ? 息子から。
卒業式の招待状?と思いきやお手紙でした。
出だしは、
この12年間、育ててくれてありがとう。
から。前日にきちゃったかって感じです。。。明日やばそうだなぁ。
私もやばいけど、たぶんダンナもやばいだろうな。
息子の受験勉強にとことん付き合ってくれたパパさん。
お陰で私はせっせとお弁当作りに励むことができたので、
ほんとに助かったのだけど、初の受験発表当日、緊張しながら
パソコンを開いて、”合格”を見た瞬間、ワ~ッ!と私に
かぶさるように泣き崩れてしまいました。大人の男性を
そこまでさせるくらいプレッシャーがかかって
いたんだなと思ったら、申し訳なくって
お弁当!お弁当!と必死だった自分を反省する一こま
でありました。
当の本人ですが。。。
受験最終日、この世の終わりのような暗い表情で
学校を出てきて、町の中を歩きながら涙、そして何とか説得して
お昼を食べようと入ったレストランでも涙。。。
たとえ1校合格をもらっていても、12歳には不合格はとっても
厳しい現実。応援してくれた先生の事を考えると涙が
とまらないと涙する息子にどう励ましたらいいのか、
親子で出口の見えない迷路に入ったような不安を経験しました。
息子はほんとに受験にはむいていなかったタイプ。終わってみて
わかったので、どうしようもなかったけど、もしわかっていたら、
本人がどんなにやりたいと言っても、無理やりとめてあげるのが
親の優しさだったかもしれないと、夫婦で反省しました。
それと、息子が行きたかった学校の校長先生が言った言葉が
忘れられません。「受かっても、ダメでも、しっかりとお子さんを
抱きしめてあげてください。お子さんを抱きしめてあげられるのは
もうこの機会しかありませんよ」と。
この言葉がとっても響いた今回の受験でしたが、この悔しさや
やりきれない気持ちを前に前に進む力にかえて、中学校
生活を楽しんでもらいたいなと思います。