〇 そこねさがしの投資研究

※ 当該ブログに掲載の銘柄は、飽くまで研究銘柄であり、投資を推

奨するものではありません。株式投資は自己責任でお願いいたします。

また、研究内容については、私の個人的な妄想の範疇でありますので、

ご理解をよろしくお願いいたします。

 無暗に研究銘柄を、購入することはお止めください。責任はとれません。

 

 現在、日経平均先物が、−380円となっていす。日経平均寄与度の高い銘

柄は主に半導体株となっています。ですので、TOPIXや個別株が影響を受

ける時もあるし、さほど影響がなく逆に資産が増える時もあり、個別株では、

日経平均だけでは判断が難しい相場となっております。

 

 そんな中、今回は、有望テーマで気になる銘柄を研究してみます。四季報の

内容は春号のものとなります。ご留意ください。

 

データセンター

コムシスホールディングス (1721)3,078円

 キャリア向けの電気通信工事大手。ネットワーク構築に強み。インフラ工事

やIT構築を強化中。通信工事はNCCなど渋いが、受注残豊富な非通信が想

定超で牽引。営業益再増額。25年3月期は通信なお低調。が、データセンター

のインフラ工事やIT構築が絶好調で押し上げ。最高純益。

 1月に国内データセンター工事で過去最大230億円の案件受注。同分野で新開拓を積極化、人員は太陽光などから回す。非通信では新規M&Aに意欲。

業績:最高益  割安指標:6(やや割安)

チャート

 

GPU・エヌビデア

ジーデップ・アドバンス (5885)9,730円

 AI領域などのハード・ソフト開発・販売が主力。米エヌビディアのエリー

トパートナー。柱のGPUサーバーやAIワークステーションが快走。つれて

関連ソフトも伸びる。顧客のAI分野の開発需要沸騰などが背中押す。人件費

増や東京本社移転費など吸収し営業益好伸。25年5月期はGPUサーバーなど

一段伸長。連続増益。米エヌビディア社のスパコンクラウドサービス受注活動

を本格化。最新の技術情報に基づいた企画・設計を積極提案。

業績:好伸  割安指標:1(割高)

チャート

 

TSMC・ラピダス

栗林商船 (9171)944円(ッスタンダード)

 内航大手。北海道と東京、大阪間が主航路で新聞用紙が主。飲料、車両や

ラピダス向け建築資材が増勢。外航、青函フェリーに加えホテルも。ホテルは

サウナ新設で若年層集客進み浮上。が、内航はコロナ後の物流需要一巡。近海

苦戦で営業減益。25年3月期は内航で残業規制のトラック運転手代替需要開拓

へ注力。青函フェリーは新船就航で値上げ検討。営業増益に。船舶売却特益等

一服。内航は大阪寄港週4便に1便増で大阪発着需要増に対応。大阪‐仙台は混

載始め新規顧客受け入れへ整備。

業績:上向く  割安指標:9(とても割安)

チャート

 

電 線

泉州電業 (9824)5,410円

 電線専門商社、オーナー経営。SWCCが最大仕入れ先。即納強み。売上高

は銅価と連動性高い。好採算のFA向けハーネスは上期まで需要先のまだら模

様続くも、工場内配線などが需要増加。建設向けケーブルは品薄感あった高圧

ケーブルの供給安定化、銅価も高値で推移。国内設備投資や能登半島地震復興

等で需要旺盛。営業増益。増配。前倒し目標達成し新中計。FA向け微細加工

対応や販路拡大し、26年10月期売上高1500億円・経常益100億円。

業績:最高益  割安指標:4(やや割高)

チャート

 

ペロブスカイト太陽電池

マクニカホールディングス (3132)6,611円

 独立系の半導体商社としては国内トップ級。技術発掘力に強み。セキュリテ

ィ製品などを強化。好採算の産機向け半導体が下期に縮小。が、セキュリティ

関連が大幅伸長で最高純益。25年3月期はセキュリティ好調。半導体は産機向

けが上期軟調も車載向けが牽引。買収企業も貢献。連続増益。

 注力中のペロブスカイト太陽電池でペクセル・テクノロジーズや神奈川県と

社会実装に向け連携。

業績:増益続く  割安指標:9(とても割安)

チャート

 

防 衛

キヤノン電子 (7739)2,320円

 キヤノンの製造子会社。カメラシャッター製造やLBPのレーザースキャ

ナー・組み立てが柱。多軌道の人工衛星の動きを検知する実証事業で防衛省

から受注獲得。好採算のSI案件拡大。セキュリティソフト好調。ただ、

柱のコンポーネントはカメラ向け堅調維持だが複合機向けで新製品特需剥落。

スキャナー部材費低減でも営業益伸び一服。スペースワン持分損。17年に軌

道投入した超小型人工衛星の後継機を今春打ち上げ、通信や光学系など2年

間の実証実験行う。拡大基調の歯科用ミリングマシンで新製品を投入。

業績:一服  割安指標:4(やや割高)

チャート

 

ハイブリット車

スミダコーポレーション (6817)1,175円

 コイル専業、車載、産機、家電が3本柱。海外中心の生産はベトナム拡大、

配当性向3割以上に。欧米でパワートレインなどHV向け攻勢。スマホ・家電

向け低調を医療機器向け伸長で補う。電動車向けも出足鈍いが成長。前期の部

品交換引当金ない。工程改善で人件費増を吸収。開発費増を一蹴。営業益続伸。金融収支改善。最高純益。HV、FCV含む次世代電動車向け案件の引き合い

旺盛、北米開発拠点強化急ぐ。産業用蓄電池、衛星基地局向けに伸びしろ。A

I活用で検査など工程可視化。

業績:連続増配  割安指標:10(とても割安) 6月・12月配当

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