〇 そこねさがしの投資研究

 ※ 当該ブログに掲載の銘柄は、飽くまで研究銘柄であり、投資を推奨するも

のではありません株式投資は自己責任でお願いいたします。

また、研究内容については、私の個人的な妄想の範疇でありますので、ご理解

をよろしくお願いいたします。 

 

 今回は、好業績が期待できる、外食業界の研究をしてみます。

 

 5月でコロナ5類移行から1年が経過しました。街中では人流が回復し、マス

クをしている人がほぼいなくなり、コロナ禍前の賑わいを取り戻していいます

また、海外からの訪来客も増加の一途です。

 しかし、円安の状況下による原材料費の高騰、人件費の高まりが外食業界の

新たな悩みとなっています。対策として、メニューの値上げ、注文のデジタ

ル化、配給ロボットの採用、海外への出店など積極的な取組ができる企業は今

後、業績を伸ばせる可能性があります。

 

すかいらーくホールディングス (3197)2,162円

 ファミレス最大手。主力は『ガスト』。中華『バーミヤン』や和食『夢庵』

など多業態。14年に再上場。店舗純増約30(前期純減80)。広告宣伝強化や

営業時間延長で客足伸長、注文点数増え客単価も上昇。台湾など海外好調。食

材費や人件費増を吸収。のれん除却損も減り営業増益。税平常化。10円配。

業績:回復軌道  割安指標:1(とても割高)

 

ホットランド (3196)

 たこ焼き『築地銀だこ』が主柱。たい焼き『銀のあん』も展開。台湾、香港

などアジア軸に海外進出。国内で70弱出店(前期58)想定。柱の『銀だこ』は

客足好調。酒場業態はコロナ禍影響抜け回復続く。タコなど食材費や人件費重

いが価格改定でかわす。前期新店も貢献し、営業益続伸。為替差益見込まず。

海外はタイやインドネシアでFC事業を拡大。未進出のベトナムなどでの展開

検討。油そば業態は持ち帰り、配達にも注力し、販売機会取り込み図る。ロサンゼルス・ドジ ャースと複数年のスポンサー契約を締結。

業績:快走  割安指標:1(とても割高)

チャート

 

FOOD & LIFE COMPANIES (3563)2,850円

 回転ずし『スシロー』全国展開し国内首位。海外は台湾、香港、タイ等。傘

下に京樽。すし居酒屋も。店舗数前期並み40増。創立40周年販促や高単価商品

の出数よく、既存店好調推移。海外は香港や台湾が貢献。原材料の水産市況一

服で、原価想定下回る。人件費増など吸収、営業益上振れ。税平常化。23年11

月出店のインドネシアは出足好調、2、3号店の開店狙う。成長期待の米国も今

期出店視野。持続的な調達に向け、中長期で商品の半数を養殖魚に。

業績:独自増額  割安指標:3(やや割高)

チャート

 

サイゼリヤ (7581)

 低価格イタリアン『サイゼリヤ』を直営展開。自社豪工場で食材生産。中国

など海外事業が利益柱。国内は店舗純減8(前期同14)。価格据え置きで集客

絶好調。省人化も効き部門黒字化。ドル箱のアジアは純増50(前期同7)、既

存店も活況続く。食材費の増加など吸収し、大幅増益。繰税負債計上。国内メ

ニュー数を前期末比約3割削減、作業数減らし生産性向上など狙う。中国子会

社に増資、現地で新工場建設。26年1月稼働。品質安定化や原価削減狙う。

業績:快走  割安指標:1(とても割高)

チャート

 

ハイデイ日高 (7611)2,961円

 中華料理とつまみの『中華食堂日高屋』主力。首都圏の駅前・繁華街立地で

展開。直営出店主義。25年2月期は店舗純増約15(前期同9)。割引販促やア

ルコール新商品投入で客数は堅調推移。前期値上げが通期貢献。注文タブレッ

ト等で生産性向上。人件費高吸収し、連続営業増益。36円配復元も。新卒・中

途とも採用強化、採用サイト刷新のほかユーチューブも活用。新地域の出店へ

つなぐ。前期強化したロードサイド出店継続、家族層等の取り込みへ。

業績:最高益  割安指標:1(とても割高)

チャート

 

ジョイフル (9942)1,072円

 九州地盤。ステーキ、ハンバーグ軸のファミレスを展開。傘下に近畿地盤と

するフレンドリー。店舗数は純増想定(前期は9減)。ファミレスはコロナ影

響緩和。新メニューも効き、数量増、単価上昇。食材費高は値上げで対抗、利

幅拡大。人件費増こなす。会社計画は値上げ効果を慎重視。25年6月期は既存

店好調が牽引。税効果ない。ユーチューバーのヒカル氏とのコラボ商品拡大し、

若年層を深耕。収益多様化へ、デリバリーや持ち帰り販売に注力。

業績:大幅増益  割安指標:不明。やや割高と想定。

チャート

 

サンマルクホールディングス (3395)2,136円

 『サンマルクカフェ』や中価格帯レストランが柱。フルサービス型『倉式珈

琲店』育成中。好財務。主力の喫茶は客足回復が本格化。メニュー値上げで採

算が大幅改善。前号比で営業益増額。25年3月期は喫茶の客数増続く。ドリア

など食事業態も高水準。前期までの不採算店整理で利幅拡大。出店費用や人件

費増をこなし、営業益回復続く。インバウンドや海外展開も念頭に和業態開発

に意欲。M&Aも視野。収益多様化へ、持ち帰り商品などの開発強化。

業績:回復続く  割安指標:3(やや割高)