〇 そこねさがしの投資研究

※ 当該ブログに掲載の銘柄は、飽くまで研究銘柄であり、投資を推

奨するものではありません。株式投資は自己責任でお願いいたします。

また、研究内容については、私の個人的な妄想の範疇でありますので、

ご理解をよろしくお願いいたします。

 

 今回もスクリーニングで「下げ渋る?」などから検証した銘柄を研究

していきます。今回は今期の決算が終了したものや、今期決算に関係な

い銘柄の研究をしてみました。

 

 

メルカリ (4385)1,918円

 フリマアプリ国内首位。販売手数料が柱。スマホ決済『メルペイ』事業、

米国フリマ事業強化中。IFRS移行。国内フリマが玩具やトレカなど取

引順調、手数料収入拡大。が、インフレ響き米国フリマは赤字残る。メル

ペイも投資先行。広告宣伝費や開発費想定超。前号より営業益減額。25年

6月期は国内フリマ一段増、米国の赤字圧縮。

 

5月9日決算発表済

24年6月期第3四半期累計(23年7月-24年3月)の連結最終利益は前年同期比

98.2%増の87.5億円に拡大した。 併せて、非開示だった通期の業績予想

は連結最終利益が120億円となる見通しを示した。
 直近3ヵ月の実績である1-3月期(3Q)の連結最終利益は前年同期比29.4%

増の42億円に伸びたが、売上営業利益率は前年同期の12.1%→10.3%に低

下した。

業績:下振れ  割安指標:4(やや割高)

チャート


 

日立建機 (6305)4,514円

 油圧ショベル軸に建機で国内2位、世界で3位圏。鉱山機械も展開。日立

製作所が一部株式売却。主力の油圧ショベルは独自展開進める北米のほか、

日本・オセアニア好調。円安追い風。ただ構造改革費等膨らむ。25年3月期

は北米の新車販売順調。インドネシア等でマイニング需要高水準、部品・サ

ービスも寄与し最高純益。配当性向30~40%。豪州子会社がペルーの工場取

得、銅・金鉱山の開発需要取り込み狙う。北米は在庫削減狙い、代理店網の

整備推進。

業績:最高益  割安指標:9(とても割安)

チャート

 

サムティ (3244)2,710円

 機関投資家向けに新築や再生マンション販売。ホテル開発・運営も、24年

6月持株会社移行。13カ月変則決算。柱の不動産開発は売却減。ただ再生物件

の販売拡大、系列REIT向け物件売却も寄与。前期赤字のホテルは稼働、単

価ともに向上し黒字化。ベトナム住宅は販売好調。原価高こなす。

【持株会社】当社1株に持株会社1株割り当て。当社5月30日上場廃止、

持株会社が6月3日上場。25年開業の沖縄北部のテーマパークに出資、

近隣でホテルと社宅開発。

業績:高水準  割安指標:7(割安)

チャート

 

イオン北海道 (7512)957円(スタンダード銘柄)

 北海道スーパー大手。アークス、生協と道内三つどもえ。マックスバリュ北

海道と20年3月統合。25年2月期はスーパー新店前期(3)以上。上期中心

に値上がりによる客単価押し上げ続く。改装効果発現も寄与し既存店堅調。

『トップバリュ』一層強化で粗利率やや上昇。賃上げ重くても連続営業増益。

総合スーパーの直営非食品部門テコ入れが依然課題。本州の『イオン』で先行

する売り場改革の一部導入を検討。24年度も既存店の改装や省エネ設備導入推進。

業績:好走  割安指標:6(やや割安)

チャート

 

杉村倉庫 (9307)588円(スタンダード銘柄)

 関西倉庫業の老舗、流通加工や運送も。不動産賃貸、ゴルフ練習場など併営。

野村HDグループ。物流は通期で配送取扱が減少も、保管・荷役荷さばき業務

で新規貨物の増加が寄与。営業増益。25年3月期は新規貨物の荷さばき業務を

効率化。増加した物量の取扱業務では無駄削減、採算上げる。不動産事業は償

却増こなす。営業増益続く。本社近隣空き地の収益化に注力。営業・業者経由

で周辺環境に合うテナント募集。

業績:増勢  割安指標:7(割安)

チャート