〇 そこねさがしの投資研究
※ 当該ブログに掲載の銘柄は、飽くまで研究銘柄であ
り、投資を推奨するものではありません。株式投資は
自己責任でお願いいたします。
また、研究内容については、私の個人的な妄想の範疇
でありますので、ご理解をよろしくお願いいたします。
今回もスクリーニングで「下げ渋る?」などから検証
した銘柄を研究していきます。決算日があるので注意が
必要ですね。
富士石油 (5017)458円
石油精製専業で業界中堅。原油開発のアラビア石油と
精製の富士石油が統合。上流開発から撤退。石油製品利
幅改善。が、袖ケ浦製油所定修、油価下落で終盤在庫益
縮小。前号比利益下振れ。25年3月期は定修なく販売量
増。固定費圧縮で利幅上昇、自家燃料費減り営業増益。
借入増え金利負担重い。
自社発電ボイラーで製油副産物のアンモニア混焼割合徐
々に増やし効果検証。定修に伴う周辺設備更新で省エネ改
造推進。PBR改善策練り5月に詳細公表。
業績:大幅増益 割安指標:10(とても割安)
決算日:5月10日
チャート
大和ハウス工業 (1925)4,437円
賃貸住宅、商業施設、物流など事業施設の3本柱。戸建
てや内外の都市開発も。配当性向35%超。米国戸建て底
堅く、開発物件売却進む。ただ年金数理差異(前期966億円)
見込まず利益軟調。25年3月期の戸建ては国内低調ながら
米国需要回復が寄与。物件売却も高水準。営業益反発。
増配か。1月発行の転換社債で2000億円調達。不動産開発投
資や自己株式取得の資金に充当。コスモスイニシアの当社保
有株の一部を共立メンテナンスに譲渡。
業績:反発 割安指標:8(割安)
決算日:5月10日
チャート
日清製粉グループ本社 (2002)2,088円
製粉で圧倒的トップ。食品もパスタ類強く、大手級。
エンジニアリング展開、海外M&A積極化。製粉は価
改定やふすま利益の増、豪州での償却負担減が効く。
会社営業益は保守的。減損減り最終黒字。25年3月期
は製粉の国内工場は合理化進展。豪州、米国では販売が
堅調。加工食品、中食・総菜は数量増が続く。連続最高
純益で増配か。中食・総菜事業の生産管理などでDXが
浸透、生産性向上で効果。加工食品は冷凍パスタなどの
商品を拡充し強化。
業績:最高益 割安指標:6(やや割安)
決算日:5月15日
チャート
ADワークスグループ (2982)245円
中古マンション、ビルを1棟仕入れ、付加価値を高めて
富裕層等に販売。20年4月持株会社化。柱の収益不動産
販売は売却順調。再生物件は富裕層に加え、機関投資家か
らも引き合い。資材、人件費の高騰は販売価格に転嫁。ス
トック型フィービジネスは保有物件の大型化で賃料収入が
安定。不動産販売への依存度下げるため物件管理などノン
アセット事業強化。REIT組成に向けたみらいHDとの
合弁解消、単独での私募REIT組成模索。
業績:続伸 割安指標:10(とても割安)
決算日:5月14日
チャート
ユニチカ (3103)212円
繊維事業は不採算部門の撤退・集約など構造改革進展。
フィルムや樹脂など高分子事業を強化。高分子は海外の
フィルム苦戦。機能資材や繊維も販売減と原価上昇で部門
赤字。営業赤字幅は前号比拡大。為替差益。25年3月期は
海外のフィルム販売は高付加価値品増加で採算改善。機能
資材は産業繊維厳しいがガラス繊維上向く。営業益浮上。
MNインターファッション系会社と中空構造の天然繊維使
った糸を開発。長瀬産業とは電子材料廃液用分離膜開発。
業績:浮上 割安指標:6(やや割安)
決算日:5月14日
チャート
三光合成 (7888)697円
自動車内外装軸に樹脂部品を金型設計・製作から一貫生
産、空調機器等も。インド生産拡大志向。柱の内外装品が
旺盛な需要取り込む。前期混乱した英米生産子会社が想定
より早く工程改善。円安効果重なり、人件費増こなす。営
業増益幅は会社計画を超過。最高純益を連続更新。増配幅
上乗せ。25年5月期も自動車内外装品の納入先拡大。
米国で日系EV向け引き合い旺盛、インディアナ拠点拡
張を計画。福岡大と物性劣化しにくい再生プラを共同研究。
業績:最高益 割安指標:10(とても割安)
配当:5月・11月
チャート
ケイアイスター不動産 (3465)3,770円
主力は1次取得層向け分譲住宅。土地仕入れから販売まで
一気通貫で供給。配当性向3割メド。グループ販売棟数8500
棟(前期比18%増)計画だが、値引き拡大で粗利率低下。連
続減益。25年3月期も販売棟数は高成長続く。在庫調整進ん
で値引き一服、粗利率底打ち。営業益急反発。増配か。1棟
マンションを仕入れ・建築して販売する収益不動産事業を開
始。成長領域に参入し収益源の多様化図る。米国に海外2カ
国目の現地法人を23年12月設立。
業績:急反発 割安指標:10(とても割安)
決算日:5月13日
チャート
日本リーテック (1938)1,302
総合電気設備工事。09年に千歳電工と保安工業が合併、
JR東日本依存大。電力向け等も展開。12月末繰越高524
億円(前年同期比48・5%増)。工事期ずれも工事採算改
善し営業益好転。増配。25年3月期は鉄道電気はJR東牽
引。道路設備順調、送電線工事完工寄与。人材費用増も営
業益続伸。太陽光発電・蓄電池等再生エネの送電線網整備
など脱炭素関連事業に注力。鉄道会社の投資増で鉄道電気
受注拡大。信号機・防音壁など道路設備も受注増。
業績:続伸 割安指標:8(割安)
決算日:5月14日
チャート