〇 そこねさがしの投資研究
※ 当該ブログに掲載の銘柄は、飽くまで研究銘柄であ
り、投資を推奨するものではありません。株式投資は
自己責任でお願いいたします。
今回は、新紙幣発行関連の銘柄を研究していきます。
新紙幣は、最新の発表では、2024年7月3日に発行が
開始されることが公表されています。新札には、1万
円札は渋沢栄一、5千円札は津田梅子、千円札は北里
柴三郎の肖像が新たに採用されています。
新紙幣発行のテーマにより、株価は既に大分上がっ
ている銘柄もあります。
・日本プリメックス (2795) 831円
ミニプリンタ専業卸最大手。エプソン、シチズン等
の製品販売のほか、製造子会社でOEM展開。ミニプ
リンタ卸売りは小売り・飲食店の精算機軸に快調。新
紙幣特需を満喫。利益上振れ。増配。
業績:小反落 SBI割安指標:8(割安)
・日本システムバンク (5530)1,660円(名証メイン)
福井本社。時間貸し駐車場の直営・管理受託を全国
7400カ所で展開。データ分析、雪に強み。柱のコ
インパーキングは上期軸に新紙幣対応機器更新で活発
化。都市部契約物件の増加が想定超。
業績:増益幅拡大 SBI割安指標:不明
・高見沢サイバネティックス (6424)1,468円
駅の自動券売機を製造販売。ATM向け硬貨・紙幣
処理装置等のメカトロ機器、ゲート等特機も。出改札
機を中心に駅務機器が牽引。が、研究開発費と人件費
が膨らみ営業益反落。25年3月期は鉄道事業者のバリ
アフリー強化策背景にホームドアが健闘。新紙幣対応
需要も追い風。
業績:反発 SBI割安指標:7(割安)
・グローリー (6457)2,955円
銀行・小売業等向け貨幣処理・決済機器で国内シェ
ア5割強。新事業に顔認証やロボットSI。部品入手
難緩和が追い風。国内は金融、流通・交通市場で新紙
幣発行での機器更新・改造の特需大。営業益再増額。
25年3月期は特需縮小。ただ海外で人手不足対応での
決済セルフ化需要なお強い。営業益反落も水準は高い。
業績:高水準 SBI割安指標:10(とても割安)
・沖電気工業 (6703)1,192円
祖業の情報通信システムのほかプリンタ、ATM、
EMSの4本柱。社会インフラシステム育成。自動機
は新紙幣発行に伴う大型案件寄与。情報通信堅調。人
手不足背景に工事・保守が想定超で大幅増益。25年3
月期も消防や防衛関連で情報通信堅調。自動機の新紙
幣関連貢献続く。ただ貸倒引当金戻入益43億円剥落し
営業益小反落。
業績:剥落 SBI割安指標:9(とても割安)
・レシップホールディングス (7213) 640円
バス・鉄道・自動車用の電装機器が主力。LED電
源、充電器も。子会社で電子機器製造受託業。新紙幣
関連の改造需要が想定超。営業黒字幅さらに拡大。為
替差益。高電圧変圧器事業譲渡で特益。
業績:反落 SBI割安指標:8(割安)
・小田原機器 (7314)1,008円
路線バスの運賃箱やICカードシステムなど運賃収
受機器が主力。自動運転支援の製品開発も。バス事業
者の設備投資が本格回復。運賃箱の更新やキャッシュ
レス決済機器への需要が拡大。新紙幣対応特需も追い
風。小田原市で地域ポイントアプリ運用開始。自治体
のデジタル化推進に商機。
業績:続伸 SBI割安指標:5(普通)
・ムサシ (7521) 1,876円
情報、印刷機材の富士フイルム特約店。自社開発の選
挙機材は断トツ。貨幣処理機器も業界2位。文書デジタ
ル化は官公庁向けが牽引し好調。ただ、大型国政選挙な
く選挙システムが落ち込む。25年3月期は文書デジタル
化は民間向けが増える。新紙幣発行に伴う更新需要で金
融機関向け機材伸長。
業績:上向く SBI割安指標:8(割安)
・USEN-NEXT (9418)5,170円
旧母体USENが傘下の持株会社。店舗・施設向け音
楽サービス、動画配信、電力小売り等展開。前期買収の
パラビが通期貢献、動画配信の会員増が想定超。電力小
売りは利益率改善。業務用システムは新紙幣対応の特需。
店舗サービスや通信も契約数着実増。連続最高純益。
業績:上振れ SBI割安指標:2(割高)