先日、夏に行った東北スタツアの報告会がありました。

今回は東北スタツアに参加しなかった私が報告会を通して支援について考えたことを記事にしました。
是非1度読んでいただけたら嬉しいです!

私がスタツアに参加しなかった理由は、東北は自分たちが支援している場所ではないので
「実際に行くことで果たして何か変えることができるのか」
「現地の方は私たちが来てくれて嬉しいのか」
不安に思ったからです。

そのため、メンバーがどういう思いでスタツアに参加して何を感じたのか聞いてみたいと思い、報告会に参加しました。





スタツアに参加したメンバーはスタツアの目的について
「自分たちは教科書販売で得た収益をJCVさんを通しワクチン支援しているが、自分たちが直接ワクチンを必要としている人に渡しているわけではないので相手が本当に喜んでいるのか、必要としているのか分からない。
だからこそ東北スタツアで現地の人と交流をして支援について考えを深めたかった。」
と言っていました。

これを聞いて私はミャンマースタツアに行った時のことを思い出しました。
私はミャンマーに行って相手のニーズに合わせた支援でなければ、それは支援でなくただの「押しつけ」になってしまうのではないかと考えました。
もしかしたら現地の方は今の現状で満足しているかもしれません。
『相手が必要としているもの』それは実際に現地の方に聞かないと分からないのです。
ミャンマーでは支援している方と直接お話をする機会がなかったので、東北で震災を経験した方にお話が聞けたというのは『相手が必要としているもの』が何かを考える上でヒントが得られたのではないかとスタツアに参加しなかったことを後悔しました。

『相手が必要としているもの』
それはお金やモノではなく現地のことを気にかけて来てくれることだ
と現地の方は言っていたそうです。
メンバーはボランティアをしてみて現地の方が笑顔になってくださり、支援に行ったということを忘れるくらい楽しかったと言っていました。
私は自分が何ができるのか分からなくなり構えてしまいましたが、現地の方はそんなことを求めているのではなく会いに来て一緒に楽しむだけで喜んでくれるということが分かりました。





現地の方は震災当時のことをメディアで取り上げられる機会が減り、多くの犠牲者がでたことを忘れられてしまうのではないかと恐れています。
何かできることはないか考えてみても、何をしてよいか分からない。
この記事を読んでくださった方のなかにもそう思っている方がいると思います。
私たちが1番にできることは、東北に足を運んで震災のこと、現地で感じたことを多くの人に伝えていくことです。
このような大震災が起きたときにもう二度と多くの犠牲者が出ないようにするためにも、何をしてよいか悩んでいる方に1歩踏み出すきっかけを与えられていれば嬉しいです。

広報 3年  尾崎万里子


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