i3月12日にSave the Children JAPANヤンゴン事務所に訪問させていただきました。

Save the Children JAPANさんは教育、保健・栄養、緊急・人道支援、防災(災害リスク軽減)、子どもの保護、子ども参加などの国内外での子ども支援事業及び啓発活動を行っています。

今回私たちは、ミャンマーで実施されている2012年3月から2015年3月までの3年間の母子保健事業の話を聞かせていただきました。
対象地域はマグウェ、バゴー、ヤンゴン地域の6つのタウンシップです。

現地スタッフの方には、この事業には4つの目的があると話していただきました。

1、母と子がより良い医療を受けられるようにするため
2、母と子が妊婦検診や医療従事者による分娩介助などの母子保健サービスを利用できるようにするため
3、医療・保健サービスの質を上げるため
4、地域の住民に自立して活動を継続してもらうため

特に4つ目の「自立」は事業が終わったあとにも、活動を続けるためにとても重要なものです。
支援している地域の住民には、「外部の人間ではなく自分たちがやっている。」という意識を持ってもらう必要があります。
その意識がないと、事業が終わった後またもとの状態に戻ってしまいます。
それでは意味がありません。

そのために地域住民同士で協力しあい、活動の負担を少なくすることが大事だと分かりました。

例として、補助助産師さんの話があります。
補助助産師とは、助産師監督・指導のもと、村の中で母子保健を促進するボランティアのことです。
この補助助産師さんは、村の人から信頼されている人が選ばれます。
6ヶ月の研修を経て、また村に帰り村の人のために働きます。
さらに事業が終わっても、継続しやすいように、助産師さん同士連携をとるといった横の繋がりを作る工夫もしているそうです。

私は今まで支援というものは、その活動が終わったら終わりだと思っていました。

しかし、それでは支援する側の自己満足に過ぎません。
支援している相手に自分達は支援をされていると思ってもらうのではなく、自分達でやっていくという意識を持たってもらうことも支援をする中で大切なことだと思いました。
そうすれば、自分たちの支援活動が終わっても、支援していた相手は活動を継続してくれると考えました。

「本当の支援とは何か」深く考える良いきっかけになりました。

今回、現地のスタッフの方には、お忙しい中私たちに分かりやすいように支援活動の様子や現状を紹介していただきました。
ありがとうございました!



広報 1年 石原和奈

4月26日(土)にミャンマースタディツアーの報告会を行います!!
是非ご参加ください(*^^*)
https://www.facebook.com/events/1586002404971126/