私達はツアーの一日の終わりに各自調べ学習をしてきたことをプレゼンし、現地で見たことを踏まえ意見交換を行いました。
非常に有意義な時間だったと思います。




何故私達が「調べ学習」をしたのかを先ず説明します。

私達はラオススタディツアーに対してある疑問点がありました。
それは「学生が10日間現地に行って何を得られるのか」でした。

多くの学生団体が毎年支援先に行き現地の状況を目で見ることにより多くの経験をしている一方で、「本当に見ただけでわかるの?」という事をずっと考えていました。
それは「医療」という側面だけを見てもその国の現状はわかるかもしれないが、包括的な問題を理解することは難しいと思ったからです。

私達が施設に行く事で救える命があるわけではありません。
しかし自分達の勉強次第でラオスの現状を日本の皆さんに伝えられることはより広がると考えました。

「私達学生が現地に行って学べる・伝える土壌を広くしたい。」

この一心でツアーの一日の終わりに会議を行いました。

私達はラオスの医療環境や公衆衛生を知るために、先ず他国について知るべきだと考え各国のテーマを自主的に出してもらい、ラオスに行くまでに調べてきました。
日本の医療を知らないのにラオスの事を勉強できるわけがありません。

1日目 日本の医療・教育環境 ネット医薬品について
2日目 アメリカの保険制度と医療環境 
3日目 ヨーロッパ(ドイツ、フランス、イタリア)の医療環境 薬害被害の歴史
4日目 ラオスの医療教育制度、流行性疾患、伝統的医療
5日目 理想の医療

上記のスケジュールで発表を行いました。
最初は学年毎の知識の差がどうしてもあって、意見を言いにくい環境であったのにも拘らず後輩が多くの意見を言ってくれたことに本当に感謝しています。
また、各最上級学生も自分の知識を後輩に伝えるために解りやすい言葉で説明をしようとしていたことがとても印象的でした。

私達がラオススタディツアーを行ったことで救える命はありません。
現地に行って自分達がしている事が本当に正しいのか悩むこともありました。

しかし自分達、学生が出来ることは「伝える事」だと思います。

ラオスの現状を知ってもらい、少しの行動が実際に現地の人々の生活に少しでも役立っている事を知って欲しいと思います。

ツアー中に多くの日本製品が見受けられました。
それはバスやオートバイ、自転車、医療器具、車いすなど沢山あります。
現地の人々が日本の製品だと知っているかわかりませんが、それでも日常生活の少しでも役に立っている現状を見て自分達の活動は微力だけど無力ではないと感じました。

Hand to Hand 代表 好本毅


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