3月15日にCOPE Visitor Centreという、義足の支援をしている施設を訪問しました。




ここでは、義足に関するベトナム戦争の資料の展示を行っています。

施設内に入ると、無数のボンビーと呼ばれるクラスター爆弾の展示が迎えます。




ラオスでは、300万トンもの大量の爆弾が投下され、そのうち約2割が不発弾として地中に残りました。センター内で実際に投下される映像を見ましたが、そのひとつひとつが人を傷つけていくのだと思うと、とても悲しく、恐い気持ちがしました。

現在ラオスでは、地雷による犠牲者が年間約200人も出ており、その内の半分近くが15歳以下の子供達です。

この背景として、爆弾を運んだケースや他の使用済み兵器が家具として使われていたり、小さな爆弾ならある程度知識のある村人が解体していたりする環境から、爆弾に対して人々が慣れてしまっている現状があります。不発弾をボールとして遊んだために子供が被害を受けることもあるようです。

もっと爆弾に対してこわいという意識を持つことが必要だと思います。

また、義足の体験コーナーで、義足を実際に装着もすることができました。




オーダーメイドではないので長さもばらばらだったり、不安定だったりして、とても日常生活を送るには難しいと感じるものでした。




今回COPEを訪問し、授業で過去のものとして学んだ戦争が、約40年経った今もなお人々を傷つけ続けているのだと実感しました。

今もどこかで地雷が爆発しているのではと考えてしまいます。

センターを見学したことで、誰かを救えたわけではありませんが、この記事を読んで、少しでも多くの人に地雷に苦しむ人が今もいるというこ
とを知ってもらえたらと思います。


外務 3年 大沢瑞希


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