スタディーツアー3日目!

国際NGO団体、AAR Japan[難民を助ける会]ビエンチャン事務所に訪問させていただきました。 

ラオスでは、障がいの定義や、障がい者の権利が法律で明確に定めらていません。そのため、障がいを持つ人が、適切な支援を受けるのが難しい状況にあります。

その中で、AAR Japan[難民を助ける会]さんは、「障がい者がより積極的に社会に関われるように」と思い、一人ひとりの身体や生活様式に合った車いすの製造と配布をしてきました。 
(この活動は、2011年より現地の国立リハビリテーションセンターが引き継いでいます。)

現在では、障がい児福祉施設の支援や、バリアフリーの定義の普及のため、バリアフリー生活環境の展示室を設置した多機能センターの建設や、障がい者の収入向上支援のため、キノコ栽培やレストラン経営の研修を実施しています。

また、ベトナム戦争によるクラスター爆弾を含む不発弾の被害者支援をするために、不発弾事故発生時の応急処置箱の設置や、応急処置方法の研修も実施しています。

国土の約80パーセントが山を占めるラオス。
山間部では「障がいを持つことは恥ずかしい」、「忙しくて障がいのある家族を世話する時間がない」などの理由により、通学や労働の機会はおろか、外出の機会も与えられない、一日中家の中で過ごしている方が大勢いるそうです。

私たちが訪れたビエンチャンでは、道路整備は進んでいましたが、スロープや障がい者用のトイレなどはほとんどなく、バリアフリーが普及していないと感じました。

日本でも少しずつ、障がいの定義やバリアフリーが普及してきたことで生活しやすい環境が整ってきました。ラオスもまた、誰でも暮らしやすい国になっていくために、継続的な支援が必要不可欠であると思いました。

今回、現地スタッフの皆さんには、英語で私たちに分かりやすいように支援活動の様子や現状を紹介して頂きました。ありがとうございました(^_^)!

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広報  尾崎万里子



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