コトナ感覚 | コーヒーを飲みながら、逆立ち

コトナ感覚

近所の細い路地を歩いていたら、
小さい男の子と、そのお母さんが前を歩いてました。

少年はその小さな体いっぱいの、大きな椅子を抱きかかえていて、
「お母さん待ってぇしょぼん」と、泣きじゃくりながら歩いています。

ジャンパーのフードを被って、トコトコ。
プラスチック製の緑色の椅子は、きっと彼のお気に入りなんだろうな。

大きな荷物で歩きにくい彼も、お母さんの背中を追って必死です。でも椅子もだいじ。

可愛いなぁと思いながら親子を追い越すと(ちょっと急いでたので)、少年は泣きながら僕を見てました。

そして、「お母さん待ってぇしょぼん」を繰り返し、お母さんを追い越して僕を追いかけてきました。


俺はお母さんじゃない

そんな突っ込みはさておき、いや、さておかないけど、「待ってって言うくせに、追い越してるじゃん」
お母さんが突っ込んでました。


まぁその…僕も心の中で突っ込んだけどね、

少年はとにかく、お母さんの背中を見るのが嫌だったんだよ。

背中=こっち向いてない、

こっち向いてない→ボクに関心がない

→拠り所を失う

つまり母を失う不安で泣いているのだ!


…と、僕は感覚的にそう思ってしまうのです。
というか、昔僕がそうだったという感覚がまだ生きているのです。


これって、けっこう大切な感覚だと思うのです。

大人と子供の狭間にいるのか僕は。

こないだ28歳になりまして、初めて「おじさん」と言われました。そんな…