手話教室 花井 日本手話 | 手話 【OFFICE 花井盛彦 】

手話 【OFFICE 花井盛彦 】

手話情報 イベント告知


HANAIプロダクション、人気プロ手話講師 花井盛彦氏(ネイティブサイナー)のOFFICEブログスタッフからの発信です
HANAIプロダクション、NA花井盛彦手話教室で活躍中
プライベートレッスン、学校、サークル、企業、派遣等随時受付中!

今日の【NA】初級クラスは、空書からスタートです。

 

意味のない単語や、ちょっと違った(わざと間違えた)文字をそのまま読み取ります。

 

聴者は、空書を読み取る途中で、その文字が何なのか想像する人が多いと思います。

宀に一だから宏と描くかな?等、見当をつけます。

ろう者で多いのは、その文字そのものを読み取る、大袈裟に言うと「文字として、と言うよりも映像として」読み取る事です。

なので、こうして想像できない文字を描くのも読むのもコミュニケーションに役立ちますね。

 

 

後半は東急線のCLです。

 

鵜の木は多摩川から蒲田の間にあって、多摩川から3個目。

 

二子玉川から3つ目→溝口

 

他にも戸越銀座、白楽

 

グループに分かれ、1人だけ検索できるようにスマホを持っていますが、「もう限界、わからない」時のみ、スマホで検索していきます。

もちろん、その路線に詳しくない生徒さんもいます。

間違えていても構いません。

「五反田から近いイメージない」「同じ路線?」とみんなで相談していきました。

 

相手の話しをよく聞き、やり取りをしていくことにも学びが沢山ありますね。

 

路線名は色で覚えているろう者も多いです。聴者も意識していなくても色を頼りに乗換に進む人は多いと思います。

田園都市線は緑、東横線は赤。

指文字で「はんぞうもん」とするよりも、「紫」と言われた方がピンときます。そもそも、読み方がわからなかったり、読み方はそれで合っているのか自信のない路線や駅も沢山ありますよね。

 

毎日使っていても「何気なく見ている」とあやふやにしか覚えていない事もあります。

「見る力」の大切さも再認識しました。

 

ろう者も色んな表現をしますし、どうしたらより正確に伝わるか?

が大切ですよね。

単語に頼らない実になるレッスンでした。

 

今日もお疲れ様でした。