2回目のブログは本を読んだ感想を書こうと思います。
まぁ、そう思ったのも本に影響されてなんですが・・・笑
今回読んだのは、有川浩さんの「レインツリーの国」です。
中途失聴の女性と関西出身の男性との恋愛ものなんですが、
出会いのきっかけは10年前のライトノベル。
ヒロインがネットに書いたそのライトノベルの感想を読んだ主人公が、
その感想に惹かれてヒロインにメールを送ることから始まります。
ライトノベルについて二人はメールで意見を交換し合い、その
似ている様で違う感性のヒロインに主人公、向坂伸行は惹かれて
いきます。
そして二人は会うことになったのですが、最後になって
ヒロイン、ひとみから中途失聴であると告げられるのです。
同じ有川浩さんの作品、「図書館戦争」にも登場したこの本は
私が想像していた物語とはまた違ったものでした。
てっきり、少女漫画にもよくあるドラマチックな "障害があっても乗り越えられる"
涙を誘う感動物語かと思っていました。
(書き方が悪いかもしれませんが、それはそれで好きですし、
今回はいい意味で期待を裏切られたってところです。)
実際は、聴覚障害者と健聴者(聴覚に障害がない人)との壁や
男女の感性の違いが細かく書かれたリアリティー溢れるお話でした。
その綺麗事だけで話が進んでいかない展開が私は好きだなと思いました。
伸さんの考え方も、ひとみの考え方もどっちも賛同出来るし
どっちの意見にもそれは自分勝手だろ、って思う所もありました。
そこがまたおもしろかったところですね。
二人はメールやチャットだと会話がはずんで楽しいのに、
いざ実際に会うと伸さんのひとみに対する少しズレた気遣いや
ひとみの世間からの逃げから、二人の関係はぎくしゃくしてしまいます。
きっとメールやチャットならひとみの中途失聴による障害がないし
一度考えてから文字を打てるので会話が楽だと思うんです。
おしゃべりが大好きで、考えるより先にすらすらと話せる人からしてみれば
メールなんかより実際会って話す方が楽かもしれませんが、
ひとみと伸さんの場合はそうはいきません。
私も、どちらかと言えば話すことより文章を書くことの方が
好きだし得意です。
ゆっくり考えながら自分の気持ちを伝えられるので、なんだか安心するんですよね・・・。
このお話を読んで、私は障害者との関わり、向き合い方だけでなく
"文章を書くこと"についても考えさせられました。
話す時よりも、文章の方が冷静に自分の気持ちを伝えられると思うんです。
文章だと感情が伝わりにくいかもしれませんが、話す時の様についカッとなって
ひどいことを言ったりする前に文章を構成してから相手に伝えるので
理性がくずれた言葉にはならないと思います。
(あくまでこれは自論なので正解かどうかは分かりませんが・・・)
特に関西人である伸ははっきり物事を言うし、それでなくても
関西人の喋り言葉には他の地方の人からするとキツく感じることがあります。
そこが私が伸との共通点でもあり自分の痛い所を突かれたようなところでもあり・・・。
何だか長くなってしまったうえに文章がまとまっていませんが
(文章を書くことが好きだとか言いながら何を言ってるんだか)
とにかく思っていた以上に内容が良くて、リアルで、考えさせられる本でした。
個人的に有川浩さんの文章がめちゃくちゃ読みやすくて今回の本も
学校の合間に読み終えたぐらい集中して一気に読んだぐらいなんですけど、
これは読んでよかったなーと思える一冊でした!!
みなさんもよかったらぜひ!