大衆演劇千成座・橘小竜丸劇団鈴組8/28観劇記 | BOOのなみはや国風土記

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 第2部お芝居は、その後の忠治。


 はしたやくざの十六夜月太郎。賭場で粗相。命を狙われたところを日光の円蔵に助けられる。何れは名の通ったやくざになりたい月太郎は子分にしてくれと頼む。はじめは渋った円蔵だが、この地で国定忠治を騙っている輩がいる。そいつを斬ればという話。二つ返事で承諾した。


 乞食の縄張り争いで甚振られている乞食を角兵衛獅子の姉妹が助ける。親方が死んだ姉妹は、乞食に親方になってくれるように頼む。そこにどすが一閃。すんででかわし、手拭いでつかむ。円蔵じゃないか。おめぇのことは知らねぇ。こいつが偽の忠治だ。尚も忠治だと言い張る乞食に、おめえさんが生きてちゃ代わりに死んだ三ツ木の文三が浮かばれねぇ。それでも食い下がる。いいか、忠治は死んだんだ。俺の作った英雄の忠治はな。早いこと叩き切れ。月太郎はどう見ても本物の忠治親分だ俺にはできねぇと断る。ならば自ら切ろうとすると、角兵衛獅子の姉妹が、私たちの親方なんです。なるほどそうか、芝居が上手いはずだ。いいもの見せてもらったと投げ銭。怒った乞食は投げかえそうとするが、投げ返してみろ。あの2人は嘘をついたことになる。あの2人も斬ってそこにいる小僧も殺す。乞食は震える手を抑え、角兵衛獅子の姉妹と旅立った。


 その後の忠治って言うから違うやつやと思ったら、忠治流転旅やった。冒頭の十六夜の月太郎でわかった。そんなこんなで他劇団よりコピぺ。


 細かいところがちょこちょこ違うが、大筋は一緒。違うのが、座長が忠治演ったこと。若干セリフも多い。円増が主人公なので、忠治はボロボロで情けない格好をさらけ出すが、そうでもなかった。小松五郎吉兼を握り飯3個の交換の言い訳をきちんとした。それを聞いた円蔵は、若いやつは腰のものを売らず、忠治の子分として野垂れ死んで行ったんだ。しね、と言い放つ。円蔵は百姓の守本尊のままでいてほしかった。身代わりになって死んだ文三のために。名乗らずに生きてほしかった。もう一度、覚悟を試す。立派な核へのお話方になったのを見て見送る。


 今日はダブルの大入りで61枚。お茶会という質問コーナー。そのコーナーでか座長の口上挨拶デカは忘れたが、やはり最初は怖かったといった。久々やからそら怖い。明日台風何が悔やまれる。


ほんじゃ