大衆演劇梅南座・劇団一旗8/10芝居感想 | BOOのなみはや国風土記

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 第一部お芝居は、追分馬子唄。


 盲の侍が下男を連れ旅に出ている。松本から白河に向かう途中。男は仇打たれの旅立った。


 久しぶりに見た芝居。一幕一景の科白劇。侍の独白が続く。3年前に白河に行く途中馬に乗った。流行歌でも歌ってくれと馬子に頼むが、殿様への罵詈雑言の歌。怒った侍は馬子を斬り殺してしまう。途中話をしていて、妹がいるという。その妹に出会いかたきを討たれようとする。娘は下男の懇願で諦める。ならば腹をつこうとするが下男に止められ説得される。この下男の喜楽屋(喜は七が3つ)が見事な演技。確か舞踏家で(一番最初に劇団都で見たときは舞踊のみ)、大した役を観てなかったが、見事な演技で、今までの役は役不足なのがわかった。娘に礼を言うが、礼を言うなら下男の方に行ってくださいと言う。心の底では許していない。下男が懇願するから仕方なく助けたとも取れる。


 こういった科白劇の場合は役者の技量が物を言うが、最後はホロリと来た。独白をもたせた座長の技量は見事。


ほんじゃ