第一部お芝居は、山吹(武士の一分)。
藤沢周平原作で、山田洋次監督で映画化されている。原作は読んでないので映画との比較になるが大体は踏襲されていた。冒頭の毒味シーンはカット。毒にあたり、医者にかかって回復するところから。決定的に違うのは、金木犀を使ってたこと。何のふりかは最後でわかった。ラストの劇伴が笹川美和の金木犀。歌聞いてあれっと思ってグーグル検索。わしの知らん曲、知らん人やったが歌詞はピッタリ。外題の山吹にも掛かってる。この曲ありきで設定付け足した感じ。やられた感じや。ラストシーン、妻を離縁するが中元の働きで飯炊き女として雇ってる。飯炊き女を呼び「お前の煮物の味は忘れない」でちょん。この映画ってこのラストシーンのためだけのフリ。映画では諸事情でイラッとしたが、座長の芝居ではイラッとする訳はなかった。中元役(映画では笹野高史)の美穂裕子が絶品。座長からこれからは爺さん役でといじられるほどやった。
ほんじゃ