大衆演劇梅南座・劇団大川5/1芝居感想 | BOOのなみはや国風土記

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第一部お芝居は幡随院長兵衛。ゲスト里美京馬

 

とある料亭で、夢の市郎兵衛らが旗本の水野十郎左衛門の白柄組と揉めている、町奴の幡随院長兵衛が止めに入る。酒の肴が旗本奴が冷奴だけと揶揄。時化続きで魚がないのだから仕方がないと言ってたが、目の下3尺の魚を用意しましょうと鯛を用意させた。面目を潰された白柄組。怒ってその場をあとに。長兵衛はやりすぎたと反省する。



 金時が水野よりの手紙を幡随院宅に持ってきた。手紙には、旗本奴と町奴、諍いが多いので、水魚の交わりがしたいと。手土産に目の下五尺の鯉を持って来いという。長兵衛は、狙いは自分の命だと悟り、市郎兵衛に、唐犬権兵衛に伝えろ。もし千が一、万が一この身に何があっても、四十九日や百ヶ日、とい弔いが済むまで、何もするなといいい残して水野の屋敷に出向く。


水野の屋敷で対峙する。柄杓と槍との勝負。柄杓が水野の首を捉えた。これがどすだったら死んでるぞ。そう言うとやおら槍を腹に指す。


 遺体を引き取りにきた権兵衛。怒りを抑えて首を受け取り、手を差し出した。なんの仕草だ、目の下五尺の鯉の代金をもらっちゃいねえ。金時は勘定が回ってないと突き放す。


 弔いが過ぎ、とうとう喧嘩に。配下のものを切り捨て、残すは水野。水野は長兵衛の妻を呼び、妻の合口を。自ら腹へ。敵を討たれてやった。


 久々に見た芝居。前回見たの10年以上前。よくやられるのはラストショーの湯殿のシーン。ラストショーでも最近はない。ここの芝居の見どころは柄杓を首に捉えたところ。本当は仲良くなりたかった水野は、金時らに押される格好で長兵衛を襲った。だから長兵衛の妻に打たれてやる。


 ちょうど1年ぶり。昨日必須という記事書いたけど、椿キラの立役は、少年ならできるくらい成長してた。今度は沓掛時次郎で男児やる。多分違和感なくやれるやろう。