第一部お芝居は、別れ涙の一の橋。
役人に追い詰められたお伝。神妙に縛につく。心残りは息子の新吉にひと目会いたい。察した目明かしは縄をとき、金を渡し暮六つまでに一の橋に戻るように言った。
兄の家につくと新吉に合わせてもらえない。声だけを聞き、金をおいて一の橋に戻る。不憫に思った兄は新吉に酒を一の橋にいるおばちゃんに渡すように言う。
一の橋に付いたお伝。縛につこうとすると新吉の声。親子名乗りはしないが今生の別れをした。
初めてみた芝居。話は般若と菩薩に似てる。若葉劇団の芝居なそうな。外題聞いてそうかなとは思ったわ。こんな外題の付け方多いから。多分主人公は明治の毒婦高橋お伝からとったんやろう。今日の芝居は重要な役の兄嫁をカット。道理で会わせん理由が弱すぎた。もっと台詞で伝えたほうがよかったな。今日はくすぐりが全部受けた。やはり客の数が違うんがでかかった。
客席でも奥さんすごいの声。同性に舞踊褒められるのはある意味すごいこと。一見の価値は絶対にある。徐々に客も増えてきた。奥さんの副座長が、金じゃなく爪痕残しに来たと言ってたが、口コミで徐々に広まってる。少なくともわしの心はズタズタや。
ほんじゃ