大衆演劇大阪駅座・劇団松丸家10/11芝居雑感 | BOOのなみはや国風土記

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 第一部お芝居は、忠治御用旅雪の信濃路。


 最近あまりやられなくなった忠治物の中ではまだやられてる芝居。よその劇団でもやられてる芝居なんで、ここの劇団で見たかどうかは忘れたが、1箇所おっと思ったところが一つ。忠治は越後に逃げ落ちる際、あまりの寒さに居酒屋に立ち寄る。そこは元子分の家。子分が所帯持ちと知って出ようとするが引き止められ世話になることに。それを土地のならず者を知り、子分を呼び出し脅す。子分は持ってた包丁で肩口を切る。忠治はとどめを刺し、煙草入れをわざと置く。妻の兄が目明かしで、子分を捕まえに来る。そこに富山の薬売りとして忠治が登場。兄貴役の早乙女紫虎と丁々発止のやり取り。忠次が言う、片口の切り傷ではなく貼らから背中に届く刺し傷が致命傷で忠治の煙草入れが落ちていて、他の役人は忠治を探していると。殆どは忠治の煙草入れしか言わない。包丁で切った傷かドスの傷か役人はわかるはず。ここを明確にしてた。ここが素晴らしい。小弁太はたっぱがあるんで旅人の立ち姿が様になる。早乙女紫虎が目明かしを好演してた。


ほんじゃ