大衆演劇やまと座・劇団松丸家明治6年観に行ってきた | BOOのなみはや国風土記

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 10数年ぶりの明治6年。細かいところは忘れてて見て思い出した。演出、構成など現在上演しても問題ないくらいに改変していた。簡単なあらすじはこう。


 半玉ポンタを見初めた実業家の会津屋。早速相模屋主人に身請けするという。それに怒ったのは旗本崩れの緒方新之丞。金を持ってくるといい出ていった。一晩飲み明かした会津屋は、部屋の掛け軸に見覚えのあるある文字が。ボンダが来て事情を聞くと妹だった。身請けするというとポンタが嫌がる。「囲い女にするんじゃない。好きな人がいるんだろう。緒方新之丞君か。二人そわせてやる。」金を取りに帰るんで言問橋で落ち合うことに。身請けの金を取りに帰ったと聞いた新之丞は会津屋の家に向かう。お得意様を失いたくない相模屋は殺し屋を雇い、待ち伏せ。一太刀浴びせるが返り討ちに。会津屋が雇ったと思った新之丞は、会津屋に襲いかかる。会津屋をかばったポンタを一突き。会津屋にも一太刀浴びせるが銃に打たれる。「ポンタこれを見ろ。お前が持ってる忍の字の上の堪の字だ。」「兄さん」二人は絶命。事情を悟った新之丞は腹を切って自害して果てる。


 わしが見たバージョンとの相違点は、会津屋のキャラ変更。鹿島では甲斐文太の憎たらしいほどの演技。時代の波に飲み込まれている新之丞を馬鹿にするが、松丸家バージョンは諭す感じ。


 2つ目は妹と分かり、掛け軸の忍の文字に「父上様の御加護で犬畜生道に入らずに済んだ」と言っている。鹿島バージョンは畜生道に入ってから気付く。そやからポンタに詫ながら新之丞とそわせる約束をする。


 今見ても大丈夫なように改変されている。それでも客の反応はぽかんとしてるのが多いみたい。これくらいなら大丈夫やと思うんやがな。割と笑いあり(相模屋主人の昴斗真がコメディーリリーフ)で最後だけが悲劇なんやが。鹿島版では梅之枝健と幼紅葉の年の差夫婦で金の汚さで笑いを取る。会津屋と緒方新之丞のやり取りは、武士道崩れの新政府の津田金吾と旧幕府軍の真壁耕平みたいな感じで、時代に生きる男と時代に取り残された男との対比としては良かった。


 終演後、座長と話ししたが、会津屋の設定をもっと簡単にしたいそうな。わし思うにこれ以上簡単にすると芝居わかる人には簡単な芝居に映らんかな。確かに話の筋わからんまま、台詞山あげして見えきってわーっと拍手するんが好きという人も多い。年寄りに多い。そんな客相手にせんと、芝居好きの集まる劇団にしてほしいのがわしの願いや。あるお客さんと話ししたが、わしのブログ見て今日来てくださったお客さんもいてるんや。外題見て客集まるのが一番やで。


ほんじゃ