大衆演劇梅南座・劇団昴星7/6観劇記 | BOOのなみはや国風土記

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第1部お芝居は、質屋の娘


 幼少の頃高熱であほになった質屋の娘のお福は今日も心配性の父親をほっといて女中のお民と神頼み。父親がなんの願掛けをしたのかとの問にお婿さんがほしいとのこと。好きなのが店の手代の平七と知った父親はかけ取りに行った平七に話をする。実は言うとお民と来春には夫婦になるつもりだった。お民は仕方がないと身を引くつもりだが、諦めきれない平七。お福に呼ばれ部屋に向かうが、ここで待つようにと言い残してお福の元へ。


 お民の妹がやってきた。なんでも母親がが明日をも知れぬ命。薬を飲めば助かるという。買うのに5両。ためていた1両を渡す。目がくらみ平七が掛け取りに行った中から5両盗むが、店のものに捕まってしまう。お民から事情を聞いた主人は、お福の面倒をよく見てくれるお民のために紙入れごとお小夜にくれてやる。妹と二人きりになったお民は、平七と結婚できなくなって、店の娘のお福と結婚すると聞いて激昂する妹。旦那が事情を知らないと聞いて怒りが収まった妹は帰っていった。いたたまれないお民は、書き置き置いて店をあとにする。


 お民のところに戻ってきた平七は書き置きを見つけ読んで血相を変えて出て行こうとしたところ、お福に見つかった。手紙を見せろといい、字のあまり読めないお福に内容を説明する。お民と平七の仲を知ったお福。ならばと着物をやるから好きと言ってといっても首を縦にふらない。そんなにお小夜のことが好きか。追いかけて言ってもいいという。それを見ていた旦那。今までは物で金を貸していたがこれからは質草を男にしよう。いっぱいお婿さんができるねと喜ぶお福だった。


 先月観たのをコピペして改定。人数少ないんで設定と構成を変更していたがほぼ一緒。愁嘆場のセリフはほとんど変わらん。もとを正せば同じ所から出た芝居かもしれん。勿論もとは曾我廼家喜劇。演出構成した人が元は同じという意味。ここの座長はどの役やってもすべてが同じ飄々としている。今日もそうや。大親分演じるのが多いせいか、泰然自若すぎる。手代風情が出てなかった。


 昨日一昨日と客入りが悪かった。いわゆる金払った客。招待客が多かった。招待券の客はほぼタダのときだけ。それでも見切られた劇団(梅南座で過去乗った劇団)は招待券の客も来んらしいが。今日はそこそこ昼の部入ったみたいや。気ぃ使て夜の部きたが正解やった。


ほんじゃ