大衆演劇梅南座・劇団丞弥11/22観劇記 | BOOのなみはや国風土記

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   第1部お芝居は、刺青奇偶。

    博打打ちの半太郎は、身投げした酌女のお仲を助ける。金までくれ何の見返りを要求しない半太郎にお仲は惚れてしまい、押し掛け女房になる。

    数年後、お仲は明日をも知れぬ病にかかる。それでも半太郎は相も変わらず博打を打つ。お仲は後生と頼み込み、腕にサイコロの刺青を彫る。博打をやめてくれとの最期の頼みだった。

     半太郎は賭場荒らしをかけ袋叩き。金が欲しけりゃくれてやったのにと言われるが、そんなはした金ねぇ。死にかけの女房を幸せにするためだといい放つ。親分は命のかけた博打を誘う。博打は半太郎に目が出た。貰った金を手に持ち、お仲の名を叫ぶのだった。

   長谷川伸原作の芝居。これまた久々に見た。相手役のお仲の技量が必要のため、上演できんところが多いんやろう。感情のないままのお仲を演じることが多いが、お仲役の澤村静華が、何の見返りを求めない半太郎に惚れるシーンで感情の爆発した演技。メリハリついて、どこで惚れたかわかる演技。よく言えばもう少しグラデーションがあった方がよかったか。ラストは、幻影でお仲が出てくる。死んだと言う暗示。照明を巧みに使った演出。今月見た芝居の全てに巧みに照明使ってる。これは天華ゆずりや。見事なもんやった。

    今日は第3部として、女殺し油地獄。本水使って大熱演。最近こう言った芝居の名シーン抜き出したやつを余りやられんようになってるな。舞踊劇もそう。こう言うの好きなわしはお腹一杯になったわ。

ほんじゃ